救急救命士の新たな教育
2025-11-05 12:51:26

現場で活用できる救急救命士育成の新プラットフォーム「PBET」とは

新たな救急救命士育成プラットフォーム「PBET」



2025年11月1日、株式会社FAST LINKが正式にリリースした救急救命士養成学校向けのeラーニング教材「PBET(Paramedic Basic Education & Training)」が注目を集めています。この新しいプラットフォームは、1,000名以上の現役救急救命士の声を反映し、学生が現場で即戦力として活躍できるように設計されています。FAST LINKは、長年にわたり日本全国の救急救命士に対するオンライン教育を提供してきた実績があります。これにより、救命士の育成に向けたニーズを明確に捉え、その課題に応えることを目的としています。

教育ニーズ調査から生まれた「PBET」



FAST LINKが実施した教育ニーズの実態調査によると、約81%の現役救急救命士が学校の授業内容に不安を感じ、93.7%が卒業後の現場活動に対しても不安を抱いていることが明らかになりました。さらに、92%が現場に即したeラーニングの重要性を認識し、98%が積極的に受講を希望する姿勢を示しました。

このような背景を受け、「PBET」は、現場の実務に直結した教育内容を備えています。現役救命士が「学生がどのような知識やスキルを身につけておくべきか」を基にした教材が豊富に揃っており、実務に役立つ知識や技術を身に付けられます。

PBETの特徴とメリット



1. 現場に即した教育設計


PBETでは、救急現場で求められる判断力や対応力を育成するため、実際の症例に基づいたケーススタディ形式の教材を提供しています。このアプローチにより、学生は知識を暗記するのではなく、自ら考え、行動する力を育むことができます。

2. 効果的な教材設計


「PBET」では、インストラクショナルデザインに基づいた教育設計がなされており、学習者が理解から応用、定着までを自然に実現できるように工夫されています。具体的には20章、260本以上の動画、49種類の課題で500以上のコンテンツが用意されており、学びにおいて没入感を高める工夫がなされています。

3. 進捗の可視化と個別支援


学習管理システム(LMS)の導入により、学生の学習進捗や理解度をリアルタイムで把握することが可能です。教員はこのデータを基に、適切なサポートを提供し、個別の学習支援を行うことができます。

4. 教員の負担軽減と教育の質向上


PBETは、学生の即戦力化を目指すだけでなく、教員の負担を軽減し、授業の質の向上にも寄与します。教育成果の向上は学校のブランド価値や新規入学希望者の獲得にもつながることが期待されます。

実際の導入校の声



実際にPBETを導入した教育機関では、教育方針や学習環境に変革が見られました。教員からは、「学生の質問の質が向上し、根拠に基づいた議論が自然に生まれている」との声がある一方、学生の多くも「現場で使える力を意識できるようになった」と評価しています。また、93%の学生がPBETの導入を未来にわたって望んでいるとの結果も報告されています。

まとめ



「PBET」は、従来の救急救命士教育の課題を解決し、現場に通じる実力を身に付けられる教育プラットフォームとして期待されています。学びが現場での実践力に直結するこの教材は、これからの救急救命士養成教育において欠かせない存在となるでしょう。詳細については、公式サイトから資料のダウンロードが可能ですので、興味のある方はぜひご確認ください。


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