ITエンジニア給与
2026-02-03 14:05:22

日本のITエンジニア給与、世界的に見ても低水準が浮き彫りに

日本のITエンジニア給与、世界と比較すると



世界的にITエンジニアの給与が上昇傾向にある中、日本の給与は相対的に低い水準であることが調査で明らかになりました。ヒューマンリソシア株式会社が発表した「2025年度版データで見る世界のITエンジニアレポート」によれば、日本は70カ国中31位で、G7諸国では最も低い水準に位置しています。具体的な数値として、日本の平均年収は29,813ドルと、アメリカの約3分の1に留まっています。

世界的な上昇トレンド



この調査では、スイスとアメリカがそれぞれ1位と2位にランクイン。彼らの年収は10万ドル前後で高水準を維持しています。興味深いことに、70カ国以上の国々の約7割のITエンジニアが前年よりも給与が上昇している中、日本の給与は5.3%の増加にとどまり、世界全体の流れに遅れを取っていると言われています。

特にパナマやルーマニアといった新興国は急成長を遂げており、それぞれ39.6%や29.6%といった大幅な増加を記録。そうした国々はオフショアやAI開発などの移行が進んでいることが影響しています。対照的に、日本は国際的な競争において、他の国々と比較し伸び率が限定的であることが浮き彫りとなっています。

G7最下位の実態



日本はその給与水準において、特にIT関連職種における優位性が欠如している状況です。他のG7諸国が情報通信業の給与の割合が非常に高いのに対し、日本は128.9%と最も低い数値であり、労働市場におけるIT職種の魅力が低下していると懸念されています。

例えば、米国は182.5%、インドは220.3%と別次元の数値を示しており、これにより日本国内では人材の確保や流出が深刻な問題となっています。

労働市場の現状



さらに、日本では現地通貨ベースでの給与も増加傾向にはあるものの、USドルでみると依然として低いという二重の問題を抱えています。一般社団法人や関連機関が発表するものにより、2021年から2025年の5年間で日本のITエンジニアは14.3%の増加が見込まれていますが、大規模資本を持つ他国と比べると相対的に劣位かつ課題が多いことがわかります。

持続的な成長を目指して



企業がデジタル化を進める中で、持続的な成長を目指すためには、賃上げによる待遇改善が求められます。また、高度なIT開発ニーズに応えるためには、国際的人材の受け入れも不可欠です。このためには、日本独自の文化や安全性といった強みを外国の技術者にアピールし、より多様な人材を受け入れる環境を整える必要があります。

今後、日本企業が国際的な競争の中で優位性を発揮するためには、ITエンジニア給与や労働環境の改善が急務です。IT業界における人材獲得競争において、他国と比較して見劣りしないよう、さまざまな施策を推進していくべきです。

総じて、日本のITエンジニアの給与に関する今回の調査は、国際的視野で見た日本の現状に多くの示唆を与えています。国としても、企業としても、これらの課題を克服し、より魅力的な労働市場を構築することが求められるのは明らかです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

関連リンク

サードペディア百科事典: 日本 ITエンジニア G7

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。