福岡オフィスマーケット
2025-07-08 15:29:46

福岡オフィスマーケット最新レポート!空室率が5%台に上昇

福岡オフィスマーケットレポート2025年7月号



三幸エステート株式会社は、2025年6月度の福岡市オフィス賃貸状況に関する最新データを発表しました。この情報は、全国6大都市のオフィス市場を広くカバーしており、福岡市においても大きな変化が見られています。特に、空室率が前月から大幅に上昇し、5.21%となりました。

空室率の動向



福岡市全体の空室率は、前月比で0.74ポイント上昇し、2023年7月以来の5%台に達しています。この上昇の主な要因は、複数の新築ビルが竣工し、まだテナントが確保されていない状況にあるからです。しかし、契約手続き中のテナントも多く存在しており、今後の空室消化が期待されています。

エリアごとに見ると、福岡市の中心地である「天神エリア」では、空室率が前月より2.3ポイント上昇し、10%台に達しました。これは、天神エリアの商業価値が高まっていることを示唆しています。一方で、潜在空室率も上昇しており、現在は6.74%となっています。この状況にもかかわらず、立地条件やビルのグレードの改善を求める企業による前向きな移転が続いているため、オフィス需要はなお活発です。

募集賃料の動き



このレポートによると、募集賃料も小幅に上昇しています。最新のデータでは、福岡市の募集賃料は15,354円/坪となり、前月と比べて32円の増加となりました。これは、3ヵ月ぶりの上昇ですが、その上昇幅は限られています。現在の市場では、15,000円/坪の水準を維持しているため、企業にとっては賃貸オフィスを選択する際の参考材料となるでしょう。

新築ビルの存在感



特に注目すべきは、博多駅近くに新たに竣工した「中央日土地博多駅前ビル」です。博多駅周辺エリアでは新しいビルの供給が限られているため、この新築オフィスビルは貴重な存在です。中村竜治福岡支店長によると、移転需要を背景に、テナント誘致が順調に進んでいるとのこと。また、博多駅周辺ではさらに計画中の再開発プロジェクトが多数あり、今後のオフィスマーケットの活性化が期待されています。

まとめ



全体として、福岡市のオフィスマーケットは新しい挑戦と機会を迎えています。空室率が上昇する中、企業はオフィスの立地や条件により敏感になっていますが、前向きな移転や新設ビルへの需要が、今後の市場を支える要素となるでしょう。三幸エステートが提供する調査データは、企業のオフィス戦略にとって欠かせない情報源となります。詳しいデータや今後の市場動向については、三幸エステートの公式ウェブサイトを訪れて確認してください。


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