エス・エム・エスが新ブランド「かべなし」を設立
株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤夏樹)は、障害福祉領域を支援するための新たなブランド「かべなし」を発表しました。新ブランドの設立により、障害を持つ方々の就労支援情報を提供する「デイゴー求人ナビ」と「デイゴー就労支援ナビ」を2025年9月に「かべなし求人ナビ」「かべなし就労支援ナビ」としてリブランドします。
社会のニーズに応える新たな取り組み
現在、多様な人材が求められる社会において、障害を持つ方々の雇用が注目されています。近年、企業における障害者雇用は増加を続け、法定雇用率の引き上げも見られます。しかしながら、未だに法定雇用率を満たさない企業が多いのが実情です。この背景には、障害者に対する理解不足や支援情報の不足があるとされています。
「かべなし」ブランドの設立は、このような課題を解決するための一歩です。新サービスは、障害のある方々が自分に合った就労支援や求人を簡単に見つけられるよう、情報を集約し提供します。また、雇用企業や福祉事業者にとっても、必要な人材とのマッチングが容易になります。
障害福祉事業者への支援も強化
エス・エム・エスは既存のプラットフォーム「カイポケ」や求人サイト「ウェルミージョブ」などのサービスを通じ、障害福祉事業者への支援も行っています。「かべなし」は、障害福祉事業者向けの業務支援システム「かべなしクラウド」を導入し、経営上の課題を解決し、事業者が本来のサポートを提供できるようにします。
これにより、障害者雇用を進める一般企業には、より良い候補者を紹介し、ウィンウィンの関係を築いていくことができます。さらに、2027年3月末まで「かべなし就労支援ナビ」での利用者募集掲載を無料で提供するといったサービスも展開し、顧客の集客支援も行います。
ブランド「かべなし」の理念
「かべなし」というブランド名は、「社会的障壁をなくす」という意味を持っています。障害は個人の問題ではなく、社会全体の問題であるという視点から、障害者が直面する様々な課題を解消することを目指しています。新ブランドを通じ、障害に伴う生きづらさを抱えている方々の生活の質向上(QOL向上)を実現していくことが企業の使命です。
未来への展望
エス・エム・エスは「かべなし」ブランドを通じ、データや知見を相互に活用し、障害福祉の分野におけるシナジーを創出します。これにより、障害者のQOL向上に向けた新たな価値を生み出すべく、さまざまな活動を進めてまいります。さらに、医療や介護領域の知見も最大限に活用し、障害者のより良い生活を実現するためのサービスを提供していきます。
「かべなし」ブランドのことを通じて、より多くの人々が自分に合った支援を見つけられる社会を目指し、エス・エム・エスは今後も活動を続けていきます。これからも障害を持つ方々の生活の質向上に寄与し、持続可能な社会づくりを進めていく姿勢を貫いていく所存です。