アートの力で組織を変革する明治産業の新サービス
近年、職場や学校においてコミュニケーションの重要性が増しています。株式会社明治産業は、アートを通じてこのコミュニケーションを活性化させる新たな研修サービスを開始します。2025年8月から本格的に提供されるこのプログラムは、社内向けの研修から発展し、企業や教育機関向けに展開されます。
アートを用いたワークショップ型研修の目的
このサービスは、演劇や絵画、ダンスといった多彩なアート表現を用いて、非認知能力の向上を目指しています。非認知能力とは、創造性や共感力、多様な価値観を理解する力など、数字や定量化できない能力のことを指します。これにより、企業における“対話”と“気づき”を促進し、速い変化に適応できる組織づくりをサポートします。
特に、部署間のコミュニケーションを活性化し、柔軟なリーダーシップを育成するための新しいアプローチとして注目されています。このプログラムには、ファシリテーション経験を持つアーティストが関与し、参加者の内面に寄り添いながら具体的な体験を提供します。企業にとっては新しい視点からの人材育成が可能となり、アーティストにとっては活動の幅を広げることができる、ウィンウィンな関係を築くことができます。
現代の組織が抱える課題
現代の多くの組織は、世代や部署を超えた関係性が希薄になり、エンゲージメントの低下が問題視されています。次世代のリーダーを育成するためには、ただ業務スキルを磨くだけでは不十分で、組織内での自然な対話が重要です。明治産業はこれまでに内定者研修やチームビルディング研修にアートを取り入れ、以下のような成果を得てきました。
- - レジリエンスを強化し、挑戦する力を養う
- - 想像力や共感力の向上
- - 肩書や役職を超えた自然なコミュニケーションの創出
- - 「正解を探す」ではなく「正解をつくる」マインドの醸成
こうしたスキルは、目に見える業績を上げるだけでなく、持続的で豊かな社会関係を築くために不可欠です。
プログラムの背景と目的
この研修プログラムは、当初、社内向けに始まったものです。社内での受講を通じて自然な対話が生まれ、多様な価値観に対する理解が深まる様子を見てきました。この有意義な体験をぜひ社外の皆さまにも提供したいという思いから、外部向けプログラムとして発展させることとなりました。
さらに、営業活動の中で多くの企業から「社内でうまくコミュニケーションが図れない」という声を聞く中、対話を促進する場づくりが求められていることに気づきました。業界の特性や文化に制約されず、フラットなディスカッションを促す必要があります。
研修の特長
明治産業のワークショップ型研修の特長は以下の通りです。
1.
非認知能力の育成: 共感力や創造力といった、明確な答えのない問いに立ち向かう力を養成します。
2.
自然な対話の促進: 肩書に縛られず、フラットな関係性を生み出し、対話を活性化させます。
3.
アーティストとの共創: 参加者を導くのは、プロのアーティスト。事前ヒアリングを基に、目的や対象に応じた最適なアーティストが選ばれます。
4.
柔軟なカスタマイズ: 対象や課題に合わせて内容を調整し、必要に応じて1時間から半日までのプログラムを設計できます。
これまでの実績
明治産業では、これまでにいくつかのユニークな研修を実施しています。例えば、演劇を用いたリスペクト・コミュニケーション研修や、廃材を使ったSDGs研修、さらには博多人形絵付け体験といった多彩なアプローチを取ってきました。
アートに関する知識や経験は無くても、受講者の状況に応じて最適なプログラムを提案いたします。これを通じて、明治産業は組織の人材育成を進めるとともに、アーティストが活躍できる場を創出し、社会とのつながりを築くことを目指しています。