九州の未来をつなぐ取り組みが大阪・関西万博で大注目!
2025年に開催される大阪・関西万博において、九州地域からの取り組みが大きな注目を集めています。特に、NPO法人唐津Farm&Foodの活動は、海洋プラスチックごみ問題に対する斬新な取り組みとして賛同を得ています。
唐津Farm&Foodは、対馬市、SARAYA株式会社、金沢美術工芸大学との連携によって「対馬ウィーク」に参加し、活動の幅を広げてきました。6月に行われた「BLUE OCEAN DOME」での展示では、対馬の海岸で回収されたペットボトルキャップをリサイクルし、来場者に波をモチーフにしたアップサイクル作品「波絵馬」を披露しました。この作品は、地域高校生との共同制作や市民の“海への願い”を集めた約300枚の展示で構成されていました。これにより、訪れた人々は自分自身の問題として海の未来について考えるきっかけを得たのです。
さらに、9月には唐津南高校の生徒たちが「TEAM EXPO Pavilion」に登壇し、地域の持続可能な循環モデル「唐津南式 循環共生サイクル」を発表しました。この発表は、松葉堆肥や海洋プラスチックごみを活用した実践例として高く評価され、世界中の参加者に持続可能な未来についてのインスピレーションを与えました。特に、卒業生と現役生の共創が生み出した展示ブースでは、Precious Plastic 唐津による再生作品が地域教育の新たな可能性を示唆し、多くの関心を集めました。
また、唐津Farm&Foodと九州探検隊は、SDGs賞を受賞しました。この受賞は、学校、企業、自治体、そして市民が一体となって海洋プラスチックごみ問題に向き合った証といえるでしょう。「みんなで選ぶ!TEAM EXPO」アワードでの評価ポイントは、実際に地域で取り組んでいる実績と継続性にあります。特に、地元の子どもたちと市民が共にアート作品を共創したことは、新たな地域連携のモデルケースとなりました。
唐津Farm&Foodの活動の中には、対馬を訪れた子どもたちがオンラインで「海への想い」を投稿するデジタル波絵馬の仕組みも含まれています。これにより、距離を超えて多くの人々が海の環境について考え、自ら行動する気持ちを持つことができます。唐津Farm&Foodは今後も持続可能な地域資源の循環を推進し、自然共生サイトの実現に向けた教育やワークショップを行い、九州から世界へ向けたメッセージを発信していきます。
このような九州の地域からの積極的な取り組みと連携は、国際的な舞台で他の地域にも大きな影響を与えることでしょう。唐津Farm&Foodは、2030年の限界を見据えた社会の実現に向け、さらに一層の活動を行っていく予定です。みんなで協力し、一緒に持続可能な未来を築くためのプロジェクトに参加することが、私たち一人一人の使命なのです。
公式サイトやInstagramなどで、最新の取り組みをぜひチェックしてみてください。今後の活動の広がりに期待が高まります!