オーガニック給食の評価
2025-11-10 11:48:41

リンデンホールスクール中高学部、オーガニック給食が評価されて表彰

リンデンホールスクール中高学部、オーガニック給食の取り組み



福岡県筑紫野市に位置するリンデンホールスクール中高学部が、オーガニック給食の取り組みが評価され、2025年11月に行われた「食育・地産地消月間キックオフイベント」において「ふくおか農林漁業応援団体」として表彰を受けました。この表彰は、地元の農林漁業を支援し、地域食材の利用を促進する団体に贈られるもので、様々な学校や企業が候補として挙げられる中で、多大な評価を受けたことは特筆すべきことです。

オーガニック給食の背景


リンデンホールスクールがオーガニック給食に取り組み始めたのは2019年9月のこと。その目標は、「身体は食べたもので作られる」という信念に基づき、子どもたちの健康な成長とともに、持続可能な環境を守ることにあります。2021年4月以降は、提供する野菜がすべてオーガニックに切り替わり、日々、カフェテリア内で調理が行われています。

地元の有機JAS認証を受けた農園から新鮮な米や野菜を仕入れ、旬の食材を使用した給食が提供されています。さらに、食後にはコンポスト作りを通じて、循環型社会の理解を深める活動にも取り組んでいます。生徒たちは、給食で出た野菜や果物の皮を堆肥にし、それを使って校内外の畑で新たな野菜を育てるという実践的な学びを体験しているのです。

旬の食材を活用した献立


給食の献立は、旬の食材を中心に構成されており、特に和食がメインとなっています。地元の有機農法で栽培された野菜や米がふんだんに使用され、卵は地元の養鶏場から、魚は朝採れのもの、肉は国産を利用しています。さらに、有機玄米は発芽玄米を使用し、調味料も福岡県内産のものを多く取り入れるなど、地域社会とのつながりを大切にした内容となっています。

表彰式の様子


エルガーラ・パサージュ広場では、江口勝副知事や食育・地産地消ふくおか県民会議のメンバーが登壇し、受賞団体であるリンデンホールスクールの取り組みが紹介されました。代表として参加した景山徹也参与は、オーガニック給食への取り組みや、環境教育に関する特例校としての特徴についても述べました。

表彰式に参加した高校2年生と中学2年生の生徒は、「自分たちの給食が農家の方も応援できる点が素晴らしい」とのコメントを残し、誇りに思う気持ちを表現しました。

教育方針と将来へ向けて


リンデンホールスクールは、1956年に創立され、2004年に小学部、2010年に中高学部が開校。教育方針には「和魂英才」を掲げ、グローバル社会で活躍するための人材育成を目指しています。また、環境学習の重要性を認識し、教育課程の一環として積極的に展開しています。

今後も、リンデンホールスクールは「個性を伸ばし、自信を付け、世界に送り出す」ことをミッションに掲げ、地域社会と協力しながら、多様な活動を続けていくことでしょう。オーガニック給食の取り組みは、その一環としての大きな意義を持ち、持続可能な未来を切り開く力となることでしょう。


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