福岡の家族葬のパイオニア、株式会社藍苑の挑戦
福岡県久留米市に本社を持つ株式会社藍苑の代表取締役、赤司圭子氏が「第24回 女性起業家大賞」にて、グロース部門の優秀賞を受賞しました。この名誉ある賞は、全国商工会議所女性会連合会と日本商工会議所が主催しており、創業5年以上10年未満の期間で成し遂げた革新性と成長性に対して贈られるものです。
藍苑は「家族葬のあい苑」というブランドで、1日1組限定の小規模家族葬を専門に展開しています。顧客管理にデジタル技術を駆使し、地域密着型のサービスを重視しながら、確固たる地位を築き上げています。
受賞の背景と事業モデルの特徴
2019年に創業された藍苑は、短期間で福岡県内に4つの拠点を設け、さらなる展開も視野に入れています。受賞のポイントは、独自のビジネスモデルにあり、以下の特徴が際立っています。
1.
小規模葬儀に特化したプラン
平均5〜10名の家族葬を中心とし、火葬式、一日葬、家族葬のタイプをパッケージ化しています。これにより、ご家族が心穏やかに過ごせる葬儀を提供しています。
2.
デジタルトランスフォーメーション(DX)の活用
CRMを活用して顧客データを管理し、アフターフォローや終活相談に役立てています。このデータにより、再来店率を向上させる工夫もしています。
3.
地域との強い連携
他業種との提携を通じて、葬儀だけでなく日常生活に寄り添うサービスを提供。地域のニーズに応えながら、葬儀業界の枠を超えた価値を生み出しています。
これらの取り組みにより、顧客満足度も高く保たれており、ドミナント戦略による効率的な運営が示されています。
組織と成長戦略
藍苑は人材育成にも力を入れ、葬祭ディレクターの教育を標準化しています。動画マニュアルや数値管理を活用し、次世代のリーダー育成に挑んでいます。
今後の成長戦略として、5年後にはさらに5ホール、10年後には50ホールの展開を計画しており、M&Aも視野に入れた事業承継を進めています。また、花や食事、遺品整理、相続といった周辺サービスの内製化により、収益性と安定性を確保する考えです。
赤司圭子代表の想い
赤司代表は「今回の受賞は、葬祭業界に新しいスタンダードを生み出すという挑戦が評価された結果だと感じています。地域密着型の葬儀サービスの維持・進化は我々の使命です」と語りました。地域の信頼を受け、社会インフラとしての葬儀社を確立する道を進み続けます。
会社概要
- - 会社名:株式会社 藍苑
- - 所在地:〒839-0823 福岡県久留米市善導寺町与田20-3
- - 設立:2019年1月
- - 事業内容:葬祭ホール「家族葬のあい苑」運営、終活相談サービス
- - ウェブサイト:藍苑公式サイト
このように、株式会社藍苑は革新性あふれるサービスを展開しながら、地域に密着したビジネスで定評を得ています。これからの成長が楽しみです。