アビスパ福岡がNextStairsと共に社会的意義を数値化する新たな試み

アビスパ福岡とNextStairsのコラボレーション

株式会社NextStairsは、J1リーグに所属するアビスパ福岡と協力して、社会的投資収益率（SROI）分析の契約を結びました。この取り組みは、アビスパ福岡が展開する地域貢献活動の成果を数値化し、社会的価値を明確化することを目的としています。地域に根ざしたクラブ運営の一環として、SNS分析や調査を行い、スポーツチームの価値を高めることに焦点を当てています。

SROI分析の意義

SROI（Social Return on Investment）は、投じた資源に対して生まれる社会的価値を金銭的に評価する手法です。この分析を通じて、アビスパ福岡は地域住民の幸福度向上や教育的インパクト、地元経済への効果を明らかにします。これにより、スポンサー企業や自治体、地域住民に対し、活動の意義や効果を定量的に伝えることが可能となります。

NextStairsの役割

NextStairsは、スポーツマーケティングに特化した企業で、スポンサーシップの効果を最大化することを目指しています。定量的なデータを用いて、広告価値や社会的価値を透明性高く示すことで、スポーツチームとスポンサー企業の双方にとって有益なマーケティング戦略を立案します。また、スポーツ産業の発展に繋がる取り組みを行っています。

アビスパ福岡のコメント

アビスパ福岡の執行役員、佐川諒氏は「福岡に拠点を置くNextStairsと共にSROI分析に取り組めることを光栄に思います」とコメントしており、地域課題に向き合い、企業と共に成長する姿勢を強調しました。スポンサーシップの新しい形態として「シャレンパートナー」を立ち上げ、地域社会との関係を深める活動が進行中です。

課題解決への取り組み

アビスパ福岡は、2023年から『FUKUOKA TAKE ACTION！』という社会連携プロジェクトを立ち上げ、さらに多くの企業と協力しています。このプロジェクトは、地域社会の課題解決を目指す参加型コミュニティスポンサーシップの実践として注目されています。現在、50社以上が参加し、共同で活動を展開中です。

未来を見据えたデータ活用

同クラブは、年間を通じて行われる様々なプロジェクトや社会連携活動の価値を数値として示し、これが今後のスポーツクラブにおける在り方のアップデートに繋がることを期待しています。日々の実績を蓄積し、社会的インパクトを数字で可視化することは非常に意味深い挑戦です。

アビスパ福岡について

アビスパ福岡は1995年にJリーグ加盟し、地域に密着した活動を行うプロサッカーチームです。「アビスパ」とはスペイン語で「蜂」を意味し、組織力とチームワークを象徴しています。チームカラーはネイビーとシルバーで、地域社会とのつながりを重要視した取り組みを推進しています。

NextStairsのビジョン

NextStairsは「インサイトを通じて、あらゆるスポーツの価値を高める」というミッションを掲げ、AIやテクノロジーを活用してデータ分析に注力しています。スポーツチームが抱える課題を解決し、スポーツの価値を向上させるための取り組みを続けています。

この新しい試みが、地域社会との関係を深め、両者にとって有意義な結果を生むことを期待しています。今後の展開にも目が離せません。