CDE活用セミナー
2025-12-10 14:15:22

建設業界におけるCDE活用の現状と今後の展望を探るセミナー

建設業界におけるCDE活用の現状



最近、応用技術株式会社が実施した調査によると、建設業界における共通データ環境(CDE)の導入は進んでいるものの、実際の活用には課題が多いことが明らかになりました。調査結果では、CDEを導入した企業は70%に達していますが、効果的に活用できている企業はわずか25%と、驚くほど低い数字です。この調査結果をもとに、建設業界における情報共有とデータ管理の現状を深堀していきましょう。

CDE導入の現状



調査に参加した1,019人の回答から、CDEを導入した企業が多いことは伺えますが、実際の利用状況に関しては不透明感が残ります。特に、情報共有においては依然として従来型の「CADデータ」が大きな役割を果たしていて、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)モデルの利用が進んでいるものの、まだまだ従来技術が主流です。

課題の認識



CDEの活用が進まない理由として、最も多く挙げられたのが「学習コストが高い」という点でした。44.2%の回答者がこの問題を指摘しており、次にシステムの複雑さや導入・運用コストが障害であるとされています。このような状況は、企業側でのエンジニアや作業者の教育に力を入れなければ解決できない問題ですが、まだまだ改善の余地があります。

調査結果の具体的な数字



  • - 情報共有の使いやすさについて
- とても使いやすい: 20.9%
- やや使いやすい: 59.7%
- やや使いにくい: 18.5%
- とても使いにくい: 0.9%

これらのデータから、多くの方が現在の運用方法に一定の満足感を示していますが、依然として「使いにくい」と感じている方も多いことがわかります。

効率的な情報共有の必要性



業界内の声として、「リアルタイムでの情報共有」を強く求める声が多く、これはプロジェクトの複雑さを考慮した上での切実なニーズです。情報交換が迅速かつ正確であることは、プロジェクトの成功を左右するため、関係者全員が同じ環境で情報を確認できる仕組みが望まれています。

無料オンラインセミナーの開催



そこで、応用技術は2025年12月16日に無料オンラインセミナー『BIMの情報共有をもっと楽にする3つのポイント〜共通データ環境(CDE)活用術〜』を開催します。このセミナーでは、CDEの効率的な活用方法を具体的なシナリオを通じて紹介し、情報共有の課題を乗り越える手助けをしています。

参加費は無料で、Zoomを利用したオンライン形式で開催されるため、どこにいても参加可能です。特に、建設業界でCDEやBIMに基づく運用の効率化に興味がある方には最適な機会です。

まとめ



調査結果から見えてくる建設業界のデジタルトランスフォーメーションへの道のりは、決して平坦ではありません。しかし、CDEを活用するための新しい仕組みを導入し、情報共有の円滑化に向けた総合的な取り組みを進めていくことが求められています。今回のセミナーが参加者の皆さんにとって有意義なものとなることを期待しています。興味がある方はぜひご参加ください。


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