フードロス削減
2025-10-10 12:35:21

福岡市動物園でのフードロス削減取り組みがスタート!

福岡市動物園と廃棄青果物の有効活用



2023年10月9日より、福岡市動物園では新たな試みがスタートしました。九州のリフェコ株式会社と九州西濃運輸が協力し、廃棄される青果物を動物たちの食料として再利用するプロジェクトです。この取り組みは、年間約3トンの廃棄物を削減し、地域社会や環境に貢献することを目指しています。

取り組みの背景と目的



リフェコは、福岡県内で再生可能エネルギーの普及に力を入れている企業で、一方の九州西濃運輸は物流を強化し、環境問題にも取り組んでいます。この2社は、環境への配慮が重要だと考え、福岡市動物園と連携して青果物の有効活用に取り組むことになりました。

プロジェクトでは、コストコ久山倉庫店で発生する廃棄青果物を九州西濃運輸が運び、リフェコがその輸送費を補助します。これにより、販売不可能な青果物を廃棄することなく、動物たちに食べてもらうことができます。1回の配送で3ケースほどの青果物が動物園に届けられ、年間でゾウ1頭に相当する食料が提供されます。

配送の様子と受け取った動物たち



初回の配送では、バナナやオレンジといった動物たちが好む青果物が運ばれました。配送された青果物を嬉しそうに食べるアジアゾウの姿には、見る者も思わず心が和みます。廃棄物を減らしつつ、動物たちにも喜んでもらえるこの取り組みは、今後さらに広がりを見せることでしょう。

フードロス削減の重要性



フードロス問題は、現在多くの地域で課題となっています。廃棄される食料が年間数百万トンを超える中、九州西濃運輸とリフェコの取り組みは新たな地平を開くことでしょう。企業間で連携し、廃棄物を減らす施策は、他の業界でも導入が期待され、その輪が広がることが望まれます。

将来的な展望



両社はこの取り組みを長期的に継続し、他の地域や業界にも水平展開することで、持続可能な資源循環モデルを確立する意向を示しています。リフェコの代表取締役社長・山森卓夫氏は、「福岡をはじめ九州を再生可能エネルギーで満たすことを目指しています」と話し、九州西濃運輸の中田晃社長も「この活動を通じて地域社会に貢献してまいります」と述べています。

まとめ



福岡市動物園でのフードロス削減プロジェクトは、地域の環境保全や動物たちにとってもプラスの影響をもたらします。九州での先進的な取り組みが、全国へと広がり、他の地域でも同様のプロジェクトが進むことを期待しましょう。このような環境への配慮が、持続可能な未来を築く第一歩となるのです。


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