福岡初!EV充電インフラ整備で西部ガスとTerra Chargeが提携
九州の未来を見据えた新たな取り組みとして、西部ガス株式会社とTerra Charge株式会社が業務提携契約を締結しました。これは、福岡を拠点にしながらEV充電インフラ網の整備を進めるための重要なステップとなります。この提携は、西部ガスがTerra Chargeとともに電気自動車(EV)の普及を推進し、地域の持続可能なエネルギーへの移行を加速させることを目的としています。
Terra Chargeは、「すべての人とEVにエネルギーを」というミッションを掲げ、とくに集合住宅や企業、地方自治体などに向けてEV充電器の設置から運用、管理、そして決済までを一貫して提供しています。彼らは2022年の事業立ち上げ以来、国内での充電インフラの拡充を進めるだけでなく、インド、タイ、インドネシアといった国においても事業を展開しています。これにより、世界規模でのEV充電環境の整備と普及を目指しています。
一方、西部ガスも同様に環境への配慮を行い、「西部ガスグループカーボンニュートラル2050」ビジョンのもとで再生可能エネルギーの拡大に注力しています。2030年度までに再生可能エネルギーの取扱量を20万kWにまで拡大することを掲げています。これにより、地域社会への貢献を強化し、持続可能な電源の利用を推進します。
今後、両社はEV充電設備の導入提案を行い、多角的な連携を通じて新たなインフラの構築を進めていく予定です。また、デマンドレスポンスを活用した電力需給調整市場への参画や、EVへの環境価値付き電気の供給といった新しい取り組みも視野に入れています。これらの施策は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた大きな一歩となります。
EV充電インフラの整備が進むことによって、地域住民の使用する電気自動車が増え、交通手段のエコ化が促進されることが期待されます。加えて、環境に優しいサービスの普及により、地域経済にも新たな価値をもたらすでしょう。
企業概要
住所: 福岡県福岡市博多区千代1-17-1
代表: 加藤 卓二
設立: 2021年4月
事業: 都市ガスの製造、供給、電気の供給等
住所: 東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング12階
代表: 徳重 徹
設立: 2010年4月
事業: EV充電インフラ事業
今後の取り組みに注目し、地域のEV充電インフラの進展がどのように展開されていくのか、期待が高まります。