JINSがBacklogを活用した成功の裏側
株式会社ジンズ(以下、JINS)は、アイウエアブランドとしての地位を確立するため、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を導入しました。プロジェクトを総合的に管理し、再現性のある業務運営を実現するこの基盤が、どのように同社の成長をサポートしているのか、その詳細を探ります。
業務改革を支える「Backlog」
JINSが掲げるビジョン「Magnify Life(マグニファイ・ライフ) - まだ見ぬ、ひかりを - 」は、顧客に新しい体験を提供するという挑戦です。そのためには、開発から販売、店舗運営、さらには海外拠点の展開に至るまで、さまざまなプロジェクトを同時に進めなければなりません。これには、全ての関係者が情報を共有し、進行状況を把握できる環境が不可欠です。そこで選ばれたのが「Backlog」だったのです。
幅広いチームの連携の実現
JINSの全社的なプロジェクト運営は、Backlogを中心に展開されています。これにより、国内外の拠点や協力企業を含めた約1,700アカウントが共通のプラットフォーム上で情報を共有し、各プロジェクトの進行状況をリアルタイムで確認可能となりました。部門間のコミュニケーションが円滑になることで、進捗確認や報告にかかる時間が大幅に削減され、効率的な業務運営が達成されています。
情報の整理と運用の工夫
JINSでは、Backlog上でフロー情報とストック情報を明確に分けて管理しています。日常的なやり取りはチャットで行い、後から参照する必要のある情報はBacklogに記録します。この運用ルールにより、重要な情報が埋もれてしまうリスクが減少し、プロジェクト運営において抜け漏れがなくなりました。
また、システム部門には「バックログスイーパー」というメンバーが在籍し、プロジェクトの進行状況や課題の整理を担当。定期的なメンテナンスによって、常にプロジェクトが良好な状態で運用できるようにしています。
長期的なナレッジ資産の構築
Backlogを利用して蓄積されたプロジェクト情報は、JINSにとってかけがえのないナレッジ資産です。新しいメンバーが業務に参入する際には過去の課題ややり取りを簡単に参照でき、業務のスムーズな引き継ぎが実現されています。このように、知識の活用により業務の再現性が向上し、さらなる業務改善の可能性が広がっています。
JINSの未来に向けた展望
JINSの大間氏、佐藤氏、原島氏は、Backlogが基幹システムの役割を果たしていることを強調しています。全員が同じプロジェクト環境で業務を進めることで、より効率的なチーム運営が可能になりました。さらに、過去のプロジェクトデータをAIで解析・活用することで、意思決定の質も向上することが期待されています。
最終的には、労働人口が減少し、チーム構成が多様化する未来において、ヌーラボは「チームワークマネジメント」を提唱。共通の目標に向かって、さまざまな職種や立場のメンバーが効率的に協働できる環境作りを進めています。これからもJINSは、Backlogを中心にさらなる発展を目指していくことでしょう。
まとめ
プロジェクト管理ツールBacklogが、JINSの業務効率化やナレッジの蓄積にどのように寄与し、チーム運営の基盤を支えているのか、その成功事例は今後の参考になるはずです。40年の歴史あるアイウエアブランドが、デジタル技術で進化する姿に注目です。