福岡に新しいインクルーシブ保育園が登場
どろんこ会グループが2026年度春に福岡県小郡市にインクルーシブ保育園「(仮称)小郡どろんこ保育園×発達支援つむぎ 小郡ルーム」を開設することが発表されました。この園は、地域の特性を生かし、すべての子どもたちが共に生活し、学び合うことを目指す施設です。
どろんこ会グループとは
どろんこ会グループは、約180の認可保育園、認証保育所、児童発達支援センターなどを運営する社会福祉法人です。1998年の設立以来、「にんげん力」を育むための体験型保育を実践し、全国的に注目されています。特に、障害の有無にかかわらず、すべての子どもたちが共に学ぶインクルーシブ保育の推進に力を入れています。
福岡の地域特性
福岡県小郡市は、福岡市や久留米市へのアクセスが良好で、近年は住宅開発が進むエリアです。このような地域特性を活かし、どろんこ会グループは地元の小郡市と連携しながら、インクルーシブ保育を推進します。市全体が共生社会の土台作りに取り組んでいるため、地域との連携もスムーズです。
新しいインクルーシブ保育の取り組み
どろんこ会グループが実践するインクルーシブ保育の特徴は、「完全併設」です。これは、保育園と発達支援の部屋が物理的に仕切られていないことを意味します。子どもたちは自由に行き来し、共に遊びながら学ぶ環境が整えられています。この取り組みは、「形だけ」の併設ではなく、実際に子どもたちが相互に関わり合うことで多様な経験を積むことが重要であると考えています。
経験を通じた成長
どろんこ会では、すべての子どもたちに「生きる力」を育むことを重視しています。障害のある子どもたちが仲間と共にトラブルを経験し、感情をコントロールする方法や他者との協調性を身につけていくことを大切にしています。異年齢保育やインクルーシブ保育を通じて、様々な体験を通じて成功や失敗を学ぶ環境を提供します。
地域に寄り添った保育環境の実現
福岡県小郡市に新たに開設される「(仮称)小郡どろんこ保育園」は、地域の特性を反映しながら、すべての子どもたちが共に成長できる場を目指します。多様な背景を持つ子どもたちが、安心して過ごせる環境が整うことで、地域全体が一層豊かになることでしょう。
どろんこ会グループは、今後も全国各地でインクルーシブ保育のさらなる推進を目指し、未来の子どもたちの健やかな成長を支える存在であり続けます。