データの力で進化する福岡の水処理業界
福岡県博多区に本社を構えるゼオライト株式会社が、データ活用を通じたDX化に乗り出しました。水処理技術のリーディングカンパニーとして知られる同社は、逆浸透膜技術を駆使し、日本全国で多くの病院や商業施設へプラントを納入しています。これまでにも多くの実績を重ねてきたゼオライトですが、さらなる業務効率化に向けた取り組みがカホエンタープライズの支援によって実現しました。
ゼオライトが抱える課題
ゼオライトは、遠隔監視システムから稼働状況データを収集し、各納入先にレポートを提出していました。しかし、その集計作業は人手に頼る部分が大きく、毎回多くの時間を要するという問題がありました。また、集計作業は特定の人に依存しがちで、作業が属人化しているため効率が悪い状況でした。さらに、社内システムや外部からのデータも十分に活用できておらず、これらのデータを効果的に利用することが求められていました。
DX化への道のり
こうした課題を解決するために、カホエンタープライズがゼオライトと組み、データ分析基盤の構築とビジュアル分析プラットフォーム「Tableau」の導入を支援しました。特に、クラウドDWH(Google BigQuery)を活用したデータの自動収集や集計が進められ、これによりゼオライトが抱えていた課題が一つずつ解消されていきました。
1.
データ分析基盤の構築支援
クラウドDWH環境を整備し、さまざまなデータを自動で収集・整形・管理できる体制を構築しました。これで、従来の手作業によるタスクが大幅に軽減され、人材の負担も軽減されました。
2.
Tableauによるビジュアル分析
Tableauを用いたダッシュボードを作成し、データの可視化を図りました。これにより、納入物件ごとの損益や稼働状況を簡単に把握できるようになり、分析のスピードと精度が向上しました。さらに、Tableauの操作に関するトレーニングも実施され、担当者のスキル向上にもつながりました。
具体的な効果と今後の展望
これらの取り組みにより、集計作業の自動化が進み、状況の把握が迅速に行えるようになりました。加えて、データを活用した分析が楽にできるようになり、ゼオライトでは、顧客へのサービス提供に一層の工夫が凝らされることが期待されています。もちろん、業務の効率化だけでなく、現場担当者がデータに基づいた行動を取るようになり、顧客満足度の向上にも寄与しています。
今後、ゼオライトではこれを基に、さらなるダッシュボードの改善やデータ活用人材の育成を行う方針です。お客様のニーズに応じた支援を通じて、データ活用の自立運用を目指していくことが予定されています。カホエンタープライズが提供する支援が、ゼオライトの水処理業界におけるさらなる成長に貢献することでしょう。
会社概要
ゼオライト株式会社
所在地:福岡県福岡市博多区那珂5丁目1-11
代表者:代表取締役社長 嶋村謙志
公式サイト:
ゼオライト株式会社
株式会社カホエンタープライズ
所在地:福岡県福岡市博多区中洲中島町2番3号 福岡フジランドビル2階
代表者:代表取締役社長 光嶋章
公式サイト:
カホエンタープライズ
福岡に新たな風を吹き込み、業務のDX化を実現するゼオライトとカホエンタープライズ。この取り組みが、今後の水処理業界の標準を形成していくことに期待が高まります。