新たな資産形成支援の提携
2025-08-01 12:36:20

アーリークロスとマネーフォワードが業務提携を発表し資産形成支援を強化

アーリークロスとマネーフォワードの業務提携



2024年、アーリークロス株式会社とマネーフォワードホーム株式会社が業務提携契約を締結しました。この提携により、アーリークロスが提供する企業型確定拠出年金(DC)の導入支援と、マネーフォワードホームが展開する『マネーフォワード ME』というお金の見える化サービスが組み合わさることになります。

提携の背景



近年、企業型DCの加入者数は830万人を超え、中小企業での導入が進む余地がありますが、その導入率はわずか1.8%にとどまっています。また、加入者側の意識や運用についての無関心が問題視されています。アーリークロスは、中小企業向けに最適な制度設計や継続的な投資教育を行うことで、企業型DCの導入拡大を目指しています。

マネーフォワードホームは、個人のお金の見える化を進めるサービスで、利用者数は1700万人を超えています。このサービスにより、銀行口座や証券口座の情報を一元管理し、資産状況が視覚的に把握できるため、運用の判断がしやすくなります。

提携の目的



両社はこの提携を通じて、従業員の資産形成を支援し、経済的不安を解消した「ファイナンシャルウェルビーイング」の実現を目指します。特に、中小企業の従業員が自らの未来に向けてお金を管理し、将来への不安を軽減するための手助けを行います。

アーリークロスは、企業型DCの導入支援を通じて、企業と従業員が共に成長していける土壌を造ります。具体的には、企業毎に最適化した制度を提供し、未来の資産形成に向けた教育やサポートを行っていく方針です。また、マネーフォワードホームのお金の見える化サービスを通じて、加入者はリアルタイムで自身の積立状況を把握しやすくなるでしょう。

お金の見える化サービスの優位性



『マネーフォワード ME』は、各種金融サービスと連携し、家計簿を自動作成します。この機能を利用することで、ユーザーは毎月の支出状況を把握し、無駄な支出を見つけることが可能になります。企業型DCとの連携により、このサービスはさらに力を発揮し、積立金額を見える化することで、加入者をサポートします。

今後の展望



両社は、福利厚生としての企業型DCの価値を引き出し、企業社員の働きやすさと生活の質を向上させる施策を進める予定です。アーリークロスは、マネーフォワード MEのプレミアムサービスの利用クーポンを提案し、利用促進を図ります。両社の協力によって、企業型DCの普及とともに、経済的安定をもたらす新たな制度づくりが期待されます。

代表者のコメント



アーリークロスの代表取締役、花城正也氏は、「マネーフォワードとの提携は、企業型DCと家計管理の親和性を高める理想的な一歩だと感じています。この連携により、日本の社会におけるビジネスインフラがより強固になることを期待しています」と語っています。

一方、マネーフォワードホームの代表取締役、金坂直哉氏も「有益な企業型DC制度の普及に向けたステップになると思います。今後の取り組みが、より多くの企業へ拡大していくことを楽しみにしています」と述べました。

今後の取り組みと成果に注目が集まる中、両社の良好な関係が新たな価値を生み出すことを期待しています。


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