ナース専科による「ナース漫画大賞2025」開催中!
看護の現場での経験を元にした漫画を投稿できるコミュニティ「ナース専科」が、看護師と看護学生約140万人に利用されていることをご存知ですか?この度、ナース専科では毎年恒例の「ナース漫画大賞2025」を開催し、受賞作品が発表されました。この賞は、看護現場での実話エピソードが漫画化されているもので、特に心温まる物語が多数寄せられています。
「ナース漫画大賞2025」の特徴
「ナース漫画大賞2025」には、「エピソード大賞」と「ナース漫画大賞」の二つのカテゴリーがあります。エピソード大賞では、看護師、患者、そして看護学生の視点からそれぞれの忘れられない体験やエピソードが募集され、この賞を通じて看護師たちの貴重な経験を広めることを目指しています。対であるナース漫画大賞は、昨年度に掲載された漫画作品の中から、視聴者による投票で選ばれます。これにより、看護師たちにとって感動的なエピソードやストーリーが広くシェアされることになります。
受賞作品の魅力
受賞作品には、様々なエピソードが含まれています。例えば、看護師視点の「忘れられない患者さん」部門で大賞を受賞したのは「患者さんの5分、私の5分」という作品です。この作品は、看護師が患者と向き合う中での葛藤を描いており、多くの看護師たちが共感できる内容となっています。審査員である小林光恵氏も、多くのナースが経験する思いを深い洞察で語っています。
次に、患者視点の「忘れられない看護師さん」部門から選ばれた「一人の人として」は、長期入院の経験を持つ患者の視点から描かれた感動的な物語です。マンガ家の宮川サトシ氏は、この物語がどれほど患者にとって心の支えになったかを強調しています。
また、看護学生視点の「忘れられない看護実習」部門の大賞「初めての『ありがとう』」では、看護学生が患者と真摯に向き合い、心のつながりを築く中での貴重な体験を描いています。さわ和代氏は、この作品が言葉を超えたコミュニケーションの大切さを教えていると評価しています。
こうしたエピソードを通じて、看護の仕事の重要性や価値が改めて認識されると同時に、看護師や学生たちのスキル向上にも繋がっているのです。
漫画化のパワー
2018年から開始されたナース漫画の取り組みは、漫画という形式を通じて、看護師や学生が直面する現実や悩みをより身近に感じることができる素晴らしい試みです。また、Instagramを通じて多くの作品がシェアされ、それによって看護師たちの経験がより広く理解されるようになりました。
ナース専科は、今後もこうしたエピソードを漫画として発信し、コミュニティの活性化を図るとともに、看護師と患者、学生との距離を縮める役割を担っていくことでしょう。
今後の期待
「ナース専科」は、今後も看護師や学生たちの貴重な体験を漫画として発信し、患者さんやその家族に寄り添った看護の重要性を社会に伝えていくことを目指しています。「ナース漫画大賞2025」の受賞作品は、見逃せない内容ばかりですので、ぜひご覧ください。そして、あなた自身の心に響くエピソードに出会い、看護現場の奥深さを感じていただければと思います。