敬和会の業務削減
2025-07-18 12:02:20

敬和会がBizRobo!で業務時間を大幅削減、医療DXを推進する成果

敬和会がBizRobo!による業務削減を達成



社会医療法人敬和会は、RPAツール「BizRobo!」を導入し、わずか2年で8,800時間の業務時間削減を実現しました。この成果は、医療界におけるデジタル改革の一環として注目されています。

BizRobo!導入の背景


敬和会は2020年以前から、医療データの活用やデジタル化に力を入れてきました。優秀なデジタル人材の育成を目指し、職員に「医療DX」の重要性を理解させることから始めました。また、現場の職員が参加する形で、内製のDX推進プロジェクトを立ち上げ、RPAを活用することに決めました。

RPA導入の経緯


敬和会では2022年に、法人内のデジタル推進局がRPAの複数製品をトライアルし、最適なツールを探求しました。課題となるカルテ業務の負担を軽減するために、内製によるロボット開発を進めました。九州に拠点を持つオープン株式会社が伴走支援として選ばれ、最終的に「BizRobo! Lite+」が導入されることになりました。

実際の業務削減成果


敬和会のデジタル推進局には理学療法士やケアマネジャーなど、現場に精通したメンバーが集まり、業務改善に取り組んでいます。7つの施設を運営する敬和会では、1つの施設でのニーズを基に他の施設にも適用する体制が構築されています。これにより、36業務がロボット化され、年間8,800時間の業務時間が削減されました。この成果は約2,400万円のコスト削減に相当します。

自動化の具体例


自動化の具体例として、患者の感染兆候の確認作業が挙げられます。手術後やデバイス使用後に看護師が行っていたこの確認作業では、1日あたり200人以上の患者を対象に毎日500分以上の時間を費やしていました。このプロセスをRPAに置き換えることで、ロボットが電子カルテを解析し、感染兆候のある患者を自動でピックアップし、毎朝看護師に通知するシステムが構築されました。これにより、看護師の精神的負担は軽減され、感染への早期対応も可能になり、医療の質が向上しました。

地域医療の未来を見据えて


敬和会では今後、RPAの導入で得たノウハウを地域の医療機関と共有し、連携して更なるDX推進を目指す考えです。この取り組みは、日本の医療制度の持続可能性向上にも寄与する重要なステップとなるでしょう。各医療機関と協力し、次世代の医療環境を築いていくことが期待されています。

第75回日本病院学会にて発表


このような敬和会でのDX推進に関する事例は、2025年7月25日に開催される第75回日本病院学会で発表される予定です。敬和会の理事である佐藤昇氏が、他施設におけるRPAの活用事例や人材育成について幅広い情報を提供します。

BizRobo!の概要


「BizRobo!」は、ホワイトカラーの業務効率化を実現するためのデジタルレイバープラットフォームです。医療機関においても、業務の効率化や医療サービスの向上を行い、持続可能な医療体制へと移行する手助けをしています。さらに、RPAやAIを活用することで、業務負担を軽減し、より質の高い医療を提供することが可能になります。詳細は公式サイトで確認できます。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: 医療DX BizRobo! 敬和会

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。