高田工業所がプラントメンテナンスショーに出展
1940年に創業し、85年の歴史を持つ高田工業所(本社:福岡県北九州市)は、2025年7月に東京ビッグサイトで開催される「第51回プラントメンテナンスショー」に出展することを発表しました。この展示会では、同社の革新的な電流情報量診断システム『T-MCMA®』が主役となります。
T-MCMA®の特徴と利点
『T-MCMA®』は、アクセスが困難な設備に対しても安全に、かつ簡単に保全が行えるソリューションを提供します。このシステムは、クラウド管理機能とGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)閲覧機能を兼ね備えており、プラントの安全性向上とメンテナンスの効率化に大きく貢献しています。特に、稼働中のモーターの電流波形を解析し、非接触で状態を可視化する技術は、従来の目視や振動計測では難しかった故障の早期検知を実現しました。
展示会の詳細
「第51回プラントメンテナンスショー」は、2025年7月23日(水)から25日(金)までの間、東京ビッグサイトの東展示棟で開催されます。開場時間は毎日10:00から17:00まで、ブース番号は4-J21です。主催は一般社団法人日本能率協会で、業界内で注目されるイベントとなることでしょう。今回は、高田工業所の最新技術を直接体験できる貴重な機会です。
DX時代の新技術
2019年には新たにクラウドサービス『TM-CLOUD®』が導入され、これにより現場に足を運ぶことなく遠隔で設備の状態を把握し、傾向監視が可能になりました。また、2021年には専用のGUI『VFC-1』が開発され、ユーザーが直感的に操作できる環境が整いました。これにより、設備の診断が分かりやすくなり、多くのユーザーにとって利用しやすいツールとなっています。
最新技術のラインナップ
今回のプラントメンテナンスショーでは、T-MCMA®の新しいラインナップとして、現場で解析・診断結果を即時に出力できるエッジ型デバイス『TM-EDGEWARE』も紹介されます。この新製品は、通信なしで測定から解析・診断を本体で完結させ、解析結果を無電圧接点信号でPLCやDCSに出力できるなど、さまざまな新機能を搭載する予定です。計測対象機器の状態をランプで知らせるなど、多様なニーズに応える革新的な製品として期待されます。
会社概要
高田工業所は、福岡県北九州市八幡西区築地町に本社を置き、産業プラントの設計・建設・保全、設備診断技術の開発、コンサルティングサービスに従事しています。詳細は公式サイト(
高田工業所)でご確認いただけます。
まとめ
高田工業所の出展は、プラントメンテナンスにおいてさらなる技術革新が進むことを示しています。T-MCMA®をはじめとする新技術は、業界内での競争力を高めるだけでなく、安全で効率的な保全作業を可能にすることが期待されます。興味を持たれた方は、ぜひ展示会に足を運び、最新技術を体験してみてください。