セガXDと電通デジタルが業務提携を発表
株式会社セガ エックスディー(以下、セガXD)と株式会社電通デジタル(以下、電通デジタル)が、新たな顧客エンゲージメントの創出を目的とした業務提携を結びました。これに伴い、両社が力を合わせて立ち上げたのが、クリエイティブチーム「Engage Guild™」です。
業務提携の背景
近年、1stパーティデータやAIを活用したCRM施策が誕生し、企業のエンゲージメント施策はますます進化しています。しかし、消費者にとっての体験をどう差別化し、特別なものにするかが重要な課題となっています。その一環として注目を集めているのが「ゲーミフィケーション」と呼ばれる手法です。これはゲームの要素を取り入れ、ユーザーのモチベーションを引き出す方法です。最近では日本国内でもその市場が拡大傾向にあり、企業はこのトレンドを活用した施策を展開する必要があります。
両社のコラボレーション
セガXDと電通デジタルは、2019年から電通グループとの資本業務提携をきっかけに協力関係を構築してきました。この間、両社は新規事業の支援やアプリの開発等を通じて、企業のエンゲージメント施策を強化してきました。今回の業務提携では、クリエイティブチーム「Engage Guild」を組成し、ゲーミフィケーション領域において新たな施策を展開します。
このチームは、電通デジタルのデジタルマーケティングやCRMの専門知識と、セガXDのゲーム開発における実績を融合させることで、クライアント企業にとってより効果的なソリューションを提供することを目指します。
提供するソリューション
「Engage Guild」では、様々な手法を用いて顧客エンゲージメントを向上させる施策を展開します。具体的には、MA(マーケティングオートメーション)やCRMツールを活用し、従来のセグメント配信に留まらない体験アイデアの開発を行います。また、LINEアカウントや専用アプリにおいても体験を提供し、顧客のロイヤルティを高める施策を実施します。
ユースケースの例
- - ポイントシステムの導入、特典の設定による顧客ロイヤルティの向上
- - 社内研修のすべてをゲーム化し、従業員エンゲージメントを向上
また、社内研修プログラムにゲーミフィケーションを取り入れることで、従業員の学習効果を高めることも検討しています。
Engage Guildのメンバーシップ
クリエイティブチーム「Engage Guild」は、電通デジタルのCXクリエイティブのプロフェッショナルと、セガXDのブランドマネジメントのエキスパートにより構成されています。その中でも特に重要な役割を担うのが、セガXDの取締役執行役員COOである伊藤真人氏と、電通デジタルのエグゼクティブディレクター潮田健一郎氏です。
企業のビジョンと今後
電通デジタルは、クリエイティビティとテクノロジーを融合させたデジタルマーケティングのプロとして、様々な業種のクライアント企業に対して成長と変革を目指しています。一方、セガXDは人々を夢中にさせるゲーミフィケーションメソッドを駆使し、社会や企業の課題解決に取り組んでいます。
両社が協力することで、より革新的な施策を展開し、顧客エンゲージメントを深める新たな道を切り開いていくことでしょう。今後の動きに注目です。