売れるネット広告社グループ、米国市場進出に向けた越境EC戦略を発表！

売れるネット広告社グループの米国市場進出戦略

売れるネット広告社グループ株式会社（本社：福岡県福岡市、証券コード：9235）は、越境EC事業の新たなロードマップを策定しました。グループの連結子会社である株式会社売れる越境EC社は、アメリカ・ロサンゼルスでの現地リサーチを通じて、米国市場における成功パターンを明らかにし、今後の展開に向けた具体的な戦略を描いています。

ロサンゼルスでの成功事例を研究

ロサンゼルスは全米において越境ECプレイヤーが集中的に存在する都市です。ここでは、数十億円規模のD2Cブランドを運営する経営者や、長年米国内で実績を持つ広告代理店のトップと直接対話し、アメリカ消費者の購買動向を深く分析しました。その結果、米国のD2C市場では「Amazon一強時代」が終わりを迎え、多様なチャネルが進化しています。現在の消費者は、ShopifyやEtsy、TikTok Shopなどでの買い物を選ぶ傾向にあり、特にZ世代やミレニアル世代においては、発見型コマースとインフルエンサー販売が主流です。

D2C成功の方程式

今回のリサーチを基に、米国D2C市場における成功の要素を整理しました。
1. ブランドストーリーと顧客参加型設計: 単なる商品紹介から脱却し、ブランドの理念や背景を伝えることで消費者との共感を形成。
2. カルチャライズの重要性: 製品を「日本品質」とするだけでなく、米国文化との融合が必要。
3. ハイブリッド販売の活用: リアルとデジタルの融合が新たな購買体験を創出。
4. パートナーエコシステムの構築: 各分野の専門企業と連携し、効率的な構造を構築。

これらの知見を元に、売れる越境EC社は「アメリカ越境EC成功モデルの日本最適化」を目指し、2026年前半に新サービスをローンチ予定です。米国市場でのD2C事業者が迅速に成果を出せるよう、サポートを強化していきます。

TikTok Shopでの体感

ロサンゼルスで特に注目されたのは、TikTok Shopの現地運営の実態でした。米国では既に、TikTok ShopがAmazonの代替として急成長しており、クリエイターたちがライブ配信で瞬時に商品を販売する場面が日常化しています。この動画と販売の組み合わせは、売れるネット広告社グループが得意とする領域であり、今後さらに強化されるでしょう。

未来の展望

売れるネット広告社グループは、現地企業との提携を進め、米国広告ネットワークへのアクセスを確保しています。これにより、越境D2Cエコシステムの橋頭堡が築かれることを目指します。今後のロードマップとして、短期的にはパートナーシップの公式契約、中期的にはTikTok Shop向けのツール提供を計画し、長期的には北米拠点の常設化を進める予定です。この戦略はAI、SaaS、コンサルティングの融合によるもので、日本発の越境EC支援事業が米国市場で成長するための強固な基盤を築いています。

株主や投資家の皆様には、これからの「米国越境EC革命」の動向に注目していただきたいと思います。私たちと共に、“世界で売れる日本”という新たな時代を切り拓いていきましょう。