沖縄テクノクリエイトが「V-Manage」を導入
沖縄県那覇市に本社を置く株式会社沖縄テクノクリエイトが、全店舗で業務効率化を図るため、飲食業界向けシステム「V-Manage」を導入しました。このシステムは、グループ会社の株式会社Restartz(東京)の提供するもので、飲食店の運営をスムーズに行うためのツールです。
沖縄テクノクリエイトの歴史
同社は1955年に創業され、現在は「ステーキハウス88」や焼肉、ハンバーグ、しゃぶしゃぶ、日本そばなど多様な飲食店を26店舗展開しています。“88”の愛称で知れ渡る店舗は、多くのお客様に支持されてきましたが、業務の拡大に伴い、いくつかの課題も浮かび上がっていました。
業務上の課題
これまで本部から店舗への業務指示は主にメッセージアプリを介して行われていました。しかし、情報が多い中で指示が埋もれてしまうことが多く、特に重要な作業に関しては本部の意図が現場に伝わらないことがありました。たとえば、ガスの元栓閉めといった重要な業務の完了報告には写真が必要でしたが、なぜそれが必要なのかが十分に理解されておらず、報告が形骸化してしまうという問題がありました。
また、多店舗の運営によるサービス品質のばらつきを抑えるためにも、教育が求められました。特に外国人スタッフが多く在籍する中で、教育方法にも課題があったのです。
「V-Manage」の導入の決め手
このような問題を解決するため、沖縄テクノクリエイトは「V-Manage」の導入を決定しました。このシステムの最大の利点は、メッセージアプリを使わずにリアルタイムで店舗状況を把握できること、そして誰でも直感的に操作できることです。
導入による期待効果
1. 業務の見える化
「V-Manage」を使えば、店舗の開店から閉店までの作業が可視化でき、業務のルール統一が進みます。これにより、各店舗のサービス品質が整い、重要な作業に関する報告も確実に行われるでしょう。また、本部はリアルタイムで各店舗のタスク実施状況を把握できるので、改善が必要な時に迅速に対応できます。
2. 効率的な教育
新人的な教育プロセスも一元化されるため、教育内容が均一化され、教える側の負担も軽減されます。特に多言語対応機能を使えば、外国人スタッフも安心して業務に取り組めるでしょう。これにより、アルバイトのみで店舗を運営することも可能となり、業務の効率化が実現します。
今後の期待
沖縄テクノクリエイトの担当者は、このシステムの導入により、教育内容の均一化や、業務の把握が簡単になるとともに、外国人スタッフの採用に際しても大きな役立ちを期待しています。また、将来的には人事評価システムの一環として活用することも視野に入れているそうです。
まとめ
「V-Manage」は飲食業界の効率化に革命をもたらすシステムです。飲食店運営における業務の見える化とサービス品質の平準化を実現し、これからの人材不足に備えた人材育成にも力を発揮することでしょう。沖縄テクノクリエイトの今後の展開にも注目です。
会社概要
沖縄テクノクリエイト
Restartz
- - 設立: 2021年10月18日
- - 所在地: 東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング13階
- - 事業内容: 業務用アプリの開発・運営
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