スポGOMI甲子園2025 福岡県大会の熱戦
2025年10月5日(日)、福岡県の赤間駅北口広場公園にて、スポGOMI甲子園2025 福岡県大会が盛大に開催されました。この大会は、3人1組の高校生チームがごみを拾うスポーティなイベントで、全28チームが参加し、合計84名の生徒が制限時間内に集めたごみの質と量を競い合いました。最終的に52.68kgものごみが収集され、環境意識を高める大きなきっかけとなりました。
大会の主催を務める一般財団法人日本財団スポGOMI連盟は、環境保護とスポーツの融合を目指し、このイベントを通じて参加者にごみの問題を考える機会を提供しています。特に、「海ごみの8割は陸上から流出する」との意識を強めることが狙いです。
優勝チームの快挙
今回の大会で優勝したのは、東海大学付属福岡高校の「バンチ」チームです。チームは、雨上がりの悪条件の中でも見事なパフォーマンスを発揮しました。優勝チームは、たばこの吸い殻を中心に集める作戦を立て、圧倒的なスコア1,400.5ポイントを獲得しました。ごみの総量は4.2kgで、他のチームには及びませんでしたが、そのポイントの高さで見事優勝を勝ち取りました。これから11月に東京で行われる全国大会に向けても、大きな期待が寄せられています。
環境意識の醸成
この大会は単なる競技ではなく、参加者がごみの重要性について考える教育的な意味も持っています。参加した高校生たちは、普段は見過ごしがちな路地や駐車場の周辺でも積極的にごみを探し、実際に多くのごみが存在することを体験しました。皆が両手いっぱいにごみを集め、その量に驚きつつも、環境保護に貢献できた喜びを感じたことでしょう。
また、オリジナルアイテム賞は、実際に集めたごみを活用して何かを作ることに挑戦した「初心者マーク!」チームが受賞しました。こうした創造的な取り組みも、環境問題への理解を深めるための一助となります。
高校生たちの意気込み
優勝チームの「バンチ」は「たばこの吸い殻を多く集める作戦を立てました。次の全国大会でも多くのごみを集め、福岡県代表として優勝を目指します」と語りました。彼らの意気込みは、イベントを通じて環境問題に対する関心を高め、高校生が未来のリーダーとして意識を持つ重要な瞬間を象徴しています。
参加団体について
大会を運営する海と日本プロジェクトinふくおかは、福岡県の海を知り、愛する活動を通じて、地域の人々に海や環境に関心を持つきっかけを提供しています。また、日本財団は1962年に設立され、幅広い支援活動を行っています。
このように、スポGOMI甲子園は単にごみを集めるだけでなく、環境問題への意識を高める教育的側面とスポーツの楽しさを提供する大切なイベントへと成長しています。次回の大会でも、多くの高校生が参加し、更なる活躍が期待されます。