福岡市の新たな防災の取り組み、「#福岡市ツナガルプロジェクト」へようこそ
福岡市では、2025年3月20日から新しい防災意識向上の取り組み「#福岡市ツナガルプロジェクト」が始まります。このプロジェクトは、福岡県西方沖地震から20年を迎えるこの年に、市民が防災の重要性を身近に感じ、自ら考えるきっかけを作ることを目的としています。特に、福岡市が運営する防災アプリ「ツナガル+」の普及を促進し、災害に対する備えを強化していきます。
2005年の震災からの教訓
2005年3月20日、福岡県西方沖地震が発生し、約140棟の住宅が全壊、1,200人が負傷し、悲しいことに1名の命が失われました。この日を迎え、福岡市では「市民防災の日」として、毎年この日を思い起こさせ、広報活動や講演会などを通じて市民に防災に関する啓発を行っています。
20年という節目を迎えた今年、福岡市は「#福岡市ツナガルプロジェクト」を通じて、さらに多くの市民が防災について考える機会を提供します。プロジェクトでは、20種類の広告が使用され、そこから特定の文字を抜き出すことで「ふくおかけんせいほうおきじしんから20年」というメッセージを完成させます。このような取り組みを通じて、市民一人一人が防災について話し合うことが促進されます。
ツナガル+アプリの活用
「ツナガル+」は、市民が災害時に迅速に行動できるように設計されたアプリで、誰でも無料でダウンロードすることができます。このアプリでは、近隣の避難所の位置やその設備を簡単に確認することができ、避難所へのルートも自動で案内します。アカウント登録が不要で、基本機能はいつでも利用できるため、今すぐのダウンロードをおすすめします。
アプリの主な機能は以下の通りです:
- - 避難所の位置: 地図上で近くの避難所を確認。
- - 設備情報の表示: 各避難所の施設情報を入手。
- - ルート案内: 現在地からの避難所までの道の確認。
- - 危険度表示: ハザード情報を簡単に把握。
また、大規模な災害においては、アプリが自動的に「災害時モード」に切り替わり、追加機能として次のようなものが利用可能になります。
- - 避難所の電子掲示板: 避難中でも情報共有が可能。
- - 市からの支援情報: 在宅でも支援情報を得ることができます。
- - 指定外避難所の情報発信: 指定避難所に入れない場合でも、状況を市に通知できます。
このアプリは、日常的に使うことで万全の備えを得ることができ、災害時には特に重要なツールとなります。
市民の皆さまへのメッセージ
毎年3月20日は「市民防災の日」として、私たちが災害への備えを最優先に考え直す大切な日です。この日、身近な人と「もしもの時にどうするか」を話し合う良い機会にしたいものです。SNSでは「#福岡市ツナガルプロジェクト」のハッシュタグで、皆の防災への思いや情報を共有することも奨励されています。
福岡市は、これからも防災に関する様々な情報を発信し、市民一人ひとりがより良い防災意識を持てるよう努めていきます。皆様もこの機会に、ぜひ防災意識を高めて、万全の備えを整えましょう。防災は小さな意識から始まるのです。