タムロンが贈る第18回鉄道風景コンテストの魅力
2023年、鉄道の街として名高い大宮に本社を構える総合光学機器メーカー、株式会社タムロンが主催した「第18回タムロン鉄道風景コンテスト」の結果発表が行われました。このコンテストは、地域活性化や鉄道文化の振興、そして写真文化の発展を目的としており、昨年も多くの作品が集まりました。今年もまた素晴らしい作品の数々が表彰されました。
今年の応募状況
今年のコンテストには総計7,308点の応募があり、1,962人の方々が参加。審査員による厳正な審査を経て、47点の入賞作品が選ばれました。特に注目すべき点は、18歳未満の若者を対象にした「U-18の部」を設けたこと。これにより若い世代の参加が促され、未来の写真家たちにとって貴重な機会となりました。
入賞作品の紹介
一般の部 総合グランプリ【さいたま市長賞】
受賞作品は、埼玉県在住の71歳の志水茂氏による「富岳E5景(系)」です。作者は日常生活の中で見つけた風景を切り取り、そのシンプルさと美しさが評価されました。特に、E5系の特長的な色合いが見事に再現されており、観る者に新幹線の魅力を伝えています。
U-18部門 総合グランプリ【さいたま市教育委員会教育長賞】
14歳の谷田 璧瑠氏が受賞した「待ちぼうけ」は、雪の積もった踏切でのひと時を切り取っています。雪だるまが立つ風景は、心の温かさを与えてくれると同時に、見る人に物語を感じさせる幻想的な作品となっています。評価された点は、作者の独自の視点とその表現力でした。
ユニーク/ユーモア大賞【さいたま商工会議所会頭賞】
また、ユーモア溢れる作品として三重県の加藤和弘氏の「寒さ対策」が選ばれました。この作品では、警備員たちとそれを取り巻く状況が可笑しみを生んでいます。他の入賞作品も含め、全ての受賞作品はタムロンの公式サイトで見ることができます。
JR大宮駅での展示
さらに、全入賞作品はJR大宮駅のデジタルサイネージにて上映される予定です。特に「鉄道のまち大宮鉄道ふれあいフェア」の開催日や「おおみや鉄道の日」に展示されるので、鉄道ファンには見逃せないチャンスとなるでしょう。
これからのタムロン
タムロンは、今後も多くの地域貢献を行いながら、光学製品の開発を進めていく考えです。写真文化を支えるこのような取り組みは、地域の融合を深めるだけでなく、次世代へのバトンを渡す重要な役割を果たしています。詳しい情報は、タムロンの公式サイトをぜひご覧ください。
このように、タムロン鉄道風景コンテストは鉄道を愛する全ての人々の参加をお待ちしています。次回のコンテストにも、多くの方々のご応募を期待しています!