福岡発!洋服を次の誰かの“お気に入り”へつなぐ「GYU」の挑戦
洋服のクローゼットに眠っているアイテムたち。もしそれらが、次の誰かの「お気に入り」になれるとしたら、どうでしょうか?合同会社PUKA(本社:福岡県久留米市)が展開する「GYU」は、捨てられる運命にある洋服を、次の持ち主へつなげるプロジェクトです。
この取り組みは、単なる洋服の回収や販売にとどまらず、「捨てるよりつなぐ」という文化を育むことを目指しています。
1. GYUの誕生背景
代表の宮原佳乃さんは、大学時代のアパレルのアルバイトを通じて、大量の売れ残りが廃棄される現実を目の当たりにしました。「この洋服たちは本当に捨てられるべきものなのか?」という疑問が、GYU設立の強い原動力となりました。
幼い頃からファッションに興味を持ち、雑誌で見たコーディネートを古着で再現しながら「古着には値段以上の価値がある」と感じてきた彼女。
その信念のもと、「クローゼットに眠る洋服にはまだ価値がある」とし、他の人へつなぐ新たな文化の創造に挑むこととなりました。
2. 現状の問題とGYUの必要性
最近の調査によると、クローゼットに眠っている洋服の約7割が廃棄されるという驚くべき現実があります。多くの方が「もったいない」と感じながらも、手間や価格の問題から結局手放すことができずにいるのです。
こうした問題を考慮し、GYUは「手間なく、楽しく、洋服をつなげる仕組み」を提案しています。
3. GYUが現在取り組んでいること
3.1 手間いらずの回収システム
箱に洋服を詰めて送るだけで、サステナブルな洋服作りを推進するアパレルブランド『rrrrrrrrr』と連携し、スムーズな回収システムを提供しています。回収された洋服は、GYUが責任を持ってアパレルブランドのECサイトやGYUのオンラインストアで販売されます。
3.2 アップサイクルワークショップ
「捨てる」のではなく「生まれ変わらせる」ことをテーマに、Tシャツヤーンで作る花瓶カバーなどのワークショップも実施。行政や企業とともに、新しいアイデアを共有し、洋服の新たな可能性を模索します。
3.3 オンライン販売
回収された洋服はGYUのオンラインストアで販売され、その際には持ち主のストーリーを一緒に伝えます。これにより、洋服を買うことがただの消費ではなく、誰かの想いを受け継ぐことにつながります。
4. 今後の展望
GYUは、福岡の循環型ファッションを推進するため、カフェや企業とコラボレーションし、洋服を手放しやすい環境を整える予定です。さらに、実際に洋服のサイズ感や質感を確認できるPOPUPイベントの開催も計画しています。
洋服を捨てるのではなく「GYUにつなぎたい!」と思ってもらえるサービスを目指し、若者たちに「捨てるよりつなぐ」が楽しくあることを伝えることで、新たなファッションの文化を福岡から発信していきます。
5. まとめ
合同会社PUKAは、すでに進行中のプロジェクトとして、捨てる文化からつなぐ文化へとシフトを図る「GYU」を育てています。この新しい試みは、洋服を手放すこと自体をオシャレで楽しい体験として彩ることを目指しています。もっと多くの方がこの活動に共感し、参加することで、サステナブルな未来が実現されることを願っています。
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