関西万博で見る三重県の魅力
9月28日から、関西万博の関西パビリオン内に三重県の特別展示「海女漁と三重の食」がオープンします。この展覧会は、三重県の豊かな歴史と文化、特に海女漁に焦点を当てた内容となっており、多彩なブランド食材も紹介されます。
三重県の海女漁とは
海女とは、素潜りでアワビやサザエなどの海の幸を採る女性たちのことを指します。三重県は日本国内でも最も多くの海女が活躍しており、その数は500人以上にも上ります。彼女たちは厳しい漁獲制限を遵守し、持続可能な漁を実践しています。このような活動はSDGsの観点からも注目を集め、現代において新たな関心を呼んでいます。
海女漁の歴史
海女漁はおよそ2000年以上の歴史を有しています。縄文時代の遺跡からもアワビの貝殻が発見されており、古くから素潜り漁が行われていたと考えられています。三重県の教育委員会による調査によれば、鳥羽や志摩の海女漁は、伝統的な漁具の使用や地域社会との深い関わりが特徴的で、県無形民俗文化財に指定されています。
特別展示の内容
関西万博の三重県ブースでは、海女漁の臨場感ある映像が上映され、来場者は実際に現役の海女と触れ合う貴重な機会も得られます。海女さんたちは、漁の魅力や海の大切さについて直接お話ししてくれる予定です。ぜひ、訪れてみてください。
グルメの宝庫、三重県
三重県はその美味しさで知られる食材が豊富です。特に「桑名のはまぐり」は有名で、希少な「ヤマトハマグリ」を使用した焼きはまぐりは絶品です。また、松阪牛は「肉の芸術品」としてその名を馳せており、その柔らかな肉質と風味は国内外で高く評価されています。
さらに、南紀みかんもお忘れなく。南紀地方で栽培されるみかんは、他の産地よりも早く出荷され、特に「温州みかん」と「カラ」は高い糖度で人気です。江戸時代から続く餅文化も三重県の魅力の一つで、各地のもちは長い歴史を持っています。
特別展示の開催概要
- - 開催場所: 関西パビリオン内三重県ブース
- - 開催期間: 9月28日(日)〜10月13日(月・祝)
- - 内容:
- 海女漁の映像上映
- 現役海女とのふれあい(出演日時は詳細に記載されています)
この貴重な展示を通じて、三重県の文化、特に海女漁の魅力とともに、三重の豊かな食文化を堪能してください。日本の伝統と美味しさを体感する素晴らしい機会ですので、ぜひお立ち寄りを!