福岡県がサーキュラーエコノミー推進で三者協定を締結

福岡県とSMFL、日本総合研究所が協定締結

福岡県が持続可能な未来を目指し、エコシステムの強化に乗り出しました。三井住友ファイナンス＆リース株式会社（SMFL）と、株式会社日本総合研究所との三者間で、「サーキュラーエコノミーの推進に関する包括連携協定」が締結され、新たな資源循環システムの構築に向けた第一歩を踏み出しました。

サーキュラーエコノミーとは

サーキュラーエコノミー（循環経済）とは、資源をできるだけ再利用し、廃棄物を最小限に抑えることを目指す経済システムです。これにより、持続可能な社会の実現が期待されており、福岡県もそのリーダーシップを発揮しています。

三者の役割

実際に本協定によって、福岡県は2024年に設立予定の官民連携組織「グリーンEVバッテリーネットワーク福岡」（GBNet福岡）にSMFLが参画します。この取り組みでは、急増する使用済EVバッテリーを資源として循環利用する方法を模索します。

また、SMFLと日本総合研究所は、福岡県が進める再生資源の利活用に向けた取り組みにおいて、専門的な知見を生かしていくことが求められています。これにより、EVバッテリーや太陽光パネル、プラスチックといったさまざまな資源が循環的に利用されることでしょう。

リース事業を活用した取り組み

SMFLは、サーキュラーエコノミーに貢献するため、リース事業の特性を活用しています。具体的には、製品のリファービッシュ（再生）や再活用の仕組みの構築に積極的に取り組んでいます。これにより、顧客の事業活動も円滑にサポートし、よりサステナブルなビジネスモデルの実現を可能にしています。

「Circular Co-Evolution」と呼ばれるこのサービスは、顧客がサーキュラーエコノミーを一貫して実現できるよう、全方位から支援します。今後も、社会全体が持続可能な方向に進むための取り組みが加速することでしょう。