AI研究会が500事務所を突破、全国の会計業務を革新
2025年9月時点で、税理士や公認会計士が参加する「AI研究会」の会員数が500の事務所を超えました。この成功は、設立からわずか10カ月という短期間で達成され、業界最大級の生成AIコミュニティへと成長を遂げています。主に業務の効率化や付加価値の創出が求められる会計業界において、どのようにAIが利用されているのか、また他の事務所との交流がどのように行われているのかを見ていきましょう。
AI研究会の概要
「AI研究会」は、セブンセンス税理士法人の大野修平氏を総合ディレクターとして迎え入れ、会計業界の生成AI活用に特化した活動を展開しています。具体的には、オンラインサロンや学習動画、プロンプトの提供を通じて、会員同士の交流や実務事例の共有を促進し、現場で実際に活用できるノウハウを蓄積しています。これにより、参加者は最新の技術に基づいた業務の改善を進めることができるのです。
AI研究会のHP
こちら
500事務所に選ばれる理由
AI研究会が500事務所から支持されている背景にはいくつかの要因があります。
1.
成功事例の共有
同じ業界に属する仲間同士が成功事例を交換し合うことができ、専門性や精度を高める情報を得ることができる。
2.
専門家によるノウハウ
最新の生成AI活用法やセキュリティ対策について専門家の解説があり、税務・会計のシステムと繋げた利用方法も学べる。
3.
安心のコミュニティ
定期的なオンラインサロンに加え、不定期のオフラインイベントも行われており、全国の仲間と学び合える場が用意されている。
これらの価値提供によって、参加者からは「AIの活用が顧問先への提案力につながった」「事務所内での業務改善が一気に進んだ」との声も聞かれ、積極的な参加が促されています。
参加メンバーと活動内容
AI研究会では、業界を代表する税理士や公認会計士が参加しており、皆がそれぞれのノウハウを持ち寄っています。大野修平氏は、その総合ディレクターとして、会計事務所に最も必要な情報を提供しています。
また、AI研究会は様々なイベントやフォーラムを通じて、生成AIの最新情報を発信しています。例えば、2025年に予定されている「フォーラム2025」では、石黒健太氏や才木正之氏と共に生成AIの可能性についての議論が行われる予定です。このようなイベントは、会員事務所間のネットワークを強化し、新たなビジネスチャンスを広げる契機でもあります。
今後の展開
AI研究会はさらにサービスを拡充し、1,000事務所規模のコミュニティを目指しています。新たに会計事務所向けのAIエージェントを開発し、最新の税制に対応した確定申告botなどのツールも提供する計画です。加えて、全国規模のAIカンファレンスを開催する予定で、これにより更なる情報共有の場とすることが期待されています。
終わりに
株式会社エフアンドエムが運営するこのAI研究会は、会計事務所の業務を革新し、顧問先となる中小企業へも好影響を及ぼすことを目指しています。AI技術を活用することで、より魅力的な会計業界を作り上げていくことが今後の大きな目標となっているのです。他の事務所が参加するきっかけとなるような、さらなる成長に期待が高まります。