八尾市の老舗メーカー
2025-04-21 16:11:58

八尾市の老舗メーカー、知財功労賞でデザイン経営が評価される

錦城護謨株式会社が知財功労賞を受賞



大阪府八尾市に位置する錦城護謨株式会社が、経済産業省 特許庁主催の「令和7年度 知財功労賞」において特許庁長官表彰(デザイン経営企業)を受賞しました。授賞式は4月18日に行われ、石破茂内閣総理大臣が出席する中、地域経済の発展に顕著な成果を上げた企業として評価されました。

錦城護謨は、家電製品のゴム部品製造において高い国内シェアを持つだけでなく、大阪・関西万博の会場用地である夢洲の地盤改良など、土木事業にも積極的に取り組んでいます。この受賞について、代表取締役の太田泰造氏は、デザイン経営を通じて組織のマネジメントやインナーブランディングを行い、企業文化の深化が評価されたとコメントしています。

知財功労賞の背景


「知財功労賞」は、知的財産権の普及と発展に寄与した企業や個人を表彰する制度であり、令和7年度には特許法公布140周年が記念されています。錦城護謨の受賞は、技術力とデザインを融合し、社会の常識を変える努力が認められた結果とも言えます。

デザイン経営がもたらす価値


錦城護謨は、社名のブランド「KINJO JAPAN」を展開し、デザインをビジネスプロセスだけでなく企業文化の一部として捉えています。また、「世の中の当たり前を変える」という理念のもと、クリエイターとコラボレーションを行いながら商品開発を進めています。その一例が、視覚障害者の安全な移動をサポートする「歩導くん ガイドウェイ」です。この製品は、国内の施設に1200か所以上導入されるなど、ユニバーサルデザインの先駆けとなっています。

福祉関連事業への取り組み


2007年に設立したバリアフリー推進課では、視覚障害者向けの製品開発を進めています。「歩導くん ガイドウェイ」や、「ガイドレット」といった製品は、合理的な配慮を実現するためのツールとして幅広く活用され、社会貢献の一翼を担っています。

企業の将来展望


錦城護謨は、創業以来の技術力をもとに自動車や医療機器など多岐にわたる分野での製品展開を行い、社会に貢献する企業であり続けることを目指しています。社長の太田氏は、デザイン経営を通じて、企業と地域の発展を牽引することを宣言し、“世の中を変える技術とデザイン”の実現に邁進しています。

詳細については、以下の特許庁の公式サイトをご覧ください。

今後の錦城護謨の取り組みに期待が寄せられます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

関連リンク

サードペディア百科事典: 錦城護謨 デザイン経営 知財功労賞

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。