発電事業最適化
2025-07-30 18:37:28

Tensor Energyが共同で発電事業最適化に向けた実証事業をスタート

新しい風を切る!Tensor Energyの発電事業最適化実証事業



福岡市中央区に本社を置くTensor Energy株式会社が、東京都港区のリミックスポイント、東京都千代田区のエナジー・ソリューションズと提携し、発電事業の効率的な運用を図る共同実証事業をスタートしました。この取り組みは、FIP制度(フィードインプレミアム)下での再生可能エネルギー事業の収益最大化を目指すものです。

実証事業の背景


近年、日本では固定価格買取制度(FIT)からFIP制度への移行が進んでいます。これにより、再生可能エネルギー事業者は市場の価格変動に対応するため、効率的で最適な運用が必要とされています。実証事業では、熊本県宇城市に所在するリミックスポイントのFIT太陽光発電所に併設された約2,500kWhの蓄電池を活用し、発電予測や市場、需要の予測を行うことで、運用の最適化を図ります。また、JEPX及びOCCTOへの各種申請業務の自動化も検証されます。

Tensor Energyの役割


Tensor Energyは、FIP制度下での太陽光併設蓄電池のAI最適化技術をSaaSとして提供するフロントランナーです。実績として、13ヶ月の運用を持ち、確かな信頼を得ています。AI駆動のソフトウェアプラットフォーム「Tensor Cloud」を駆使し、エナジー・ソリューションズが提供するローカルエネルギーマネジメントシステム(EMS)との連携を通じて、以下の3つの取り組みを行います。

1. 発電・市場予測のモデル構築
蓄電池の運転データと市場データを利用し、精度の高い発電予測と市場価格予測を実現します。

2. 申請・計画策定プロセスの自動化
予測結果を基に、蓄電池の充放電計画を策定し、効率的にJEPXやOCCTOへの申請業務を自動化します。

3. 蓄電池のリアルタイム制御
リアルタイムでのデータを基に、発電量や蓄電池の充電量の変動に即応した迅速な充放電制御を自動的に実施し、最適な運転を行います。

未来に向けた展望


Tensor Energyは、この共同実証事業を通じて再生可能エネルギーの発電事業における収益性の向上と運用効率の改善に寄与します。そして、需給調整市場への進出を視野に入れ、さらなるノウハウの蓄積を目指しています。持続可能なエネルギーを必要な時に必要な場所へ届ける社会の実現に向け、日々邁進していく所存です。

会社概要


株式会社リミックスポイント


所在地:東京都港区虎ノ門4丁目3番9号住友新虎ノ門ビル
代表者:田代 卓
設立:2004年3月
事業内容:電力小売事業や蓄電池事業など

エナジー・ソリューションズ株式会社


所在地:東京都千代田区神田駿河台2-3-11
代表者:森上 寿生
設立:2010年2月
事業内容:再生可能エネルギー導入に関連するソリューションシステムの開発

Tensor Energy株式会社


所在地:福岡県福岡市中央区天神1-11-1
設立:2021年11月
代表者:堀 菜々、フィルター カルロス ヴィンセント
事業内容:分散型エネルギーシステムの資産運用、制御、電力取引に関するソフトウェアの開発・販売・サービス提供

これからも福岡を拠点に、エネルギー業界の革新を目指してまいります。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 再生可能エネルギー Tensor Energy FIP制度

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。