RICEメディア、若者に届ける社会課題の新たなメディア戦略
福岡市に本社を置くTomoshi Bito株式会社が運営するショート動画メディア「RICEメディア」が、5.9億回の累計再生を達成しました。この数字は、同社の社会課題への取り組みを象徴するものであり、若者に新しい視点から社会問題を知ってもらう貴重なプラットフォームとなっています。
若者に手を差し伸べるメディア
RICEメディアは、無関心が広がる社会課題に真剣に向き合い、「社会課題の無関心を打破する」というミッションを掲げています。具体的には、環境問題や教育、地域の課題について、分かりやすく、かつ面白い方法で発信する動画コンテンツを提供しています。2023年の正式リリースからわずか2年半で、フォロワー数は55万人、月間ユニークユーザー数は約400万人に達しました。
特筆すべきは、その視聴者の約50%が24歳以下という点です。社会問題に対する関心が薄い若年層に、関心を持たせる試みは大きな成果を上げていると言えます。この取り組みの影響力は計り知れず、今後の成長が期待されます。
2025年度のソーシャルインパクト
RICEメディアは2025年度のソーシャルインパクトを概観し、かなりの成果を出しています。年間の再生回数は約1億回、累計では5.9億回に達しました。特に注目すべきは、企業と提携した新たな取り組みが始まったことです。企業アカウントの制作や、自治体とのタイアップによるSNS広告の運用を開始した結果、受託したアカウントではなんと年間約1,100万回の再生が記録されました。広告運用も800万回を超え、RICEメディアの成長を加速させています。
加えて、取材のための移動で発生したCO2排出は、全て植林活動でオフセットする方針を取っています。このように気候変動にも配慮した運営方法は、視聴者たちにも肯定的に受け入れられています。近々、植林活動をまとめた動画も公開予定とのことです。
ソーシャルインパクトを広める未来
RICEメディアの理念は、社会課題を自身のコンテンツとして扱うことで「無関心を打破する力」を生み出すことです。2026年度にはさらに多くの企業と連携し、様々なアカウントを運営することで、社会的な発信の広がりを促進していく意向です。
トップ再生数を誇る動画たち
2025年度には特に再生数の多かったコンテンツも発表されています。以下のような動画が多くの関心を集めました:
- - 1位:【奇跡の再会】9年越しの約束を果たせました(1,063万人再生)
- - 2位:【驚き】2年間で瓶3つ分のゴミしか出してないレストランがすごかった(819万人再生)
- - 3位:【まさかの】大量の使い捨てカイロで汚水を綺麗する会社があった(614万人再生)
このような感動的かつ驚きに満ちたストーリーは、RICEメディアのSNSで展開され、多くの人々が視聴してきました。
まとめ
RICEメディアの取り組みは、若者に社会課題を知らせるだけでなく、彼らの意識を変える力を持っています。今後も若年層に向けた発信を続けつつ、企業とのコラボレーションを強化し、より効果的な社会貢献を展開していくことが期待されます。始まりに過ぎないこの旅が、いかに多くの人々にインパクトを与えるのか、今後の動向に注目です。