新たな大学入試の形を探るオンラインセミナーのご案内
学校法人河合塾では、大学教職員向けの「大学入学者選抜改革セミナー」を、4月22日(水)にオンラインで開催します。このセミナーは第7回を迎え、今回は大阪大学・神戸大学名誉教授の川嶋太津夫氏をお招きし、大学入試における多面的・総合的評価の重要性と、その実践に向けたデジタル技術(DX)の活用についてお話しいただきます。
多面的評価の必要性
現在、大学入試は大きな転換期を迎えており、社会の変化や文部科学省からの要請により、入試選抜方法が従来の「教科学力」に偏ったものから、より多角的な視点を持つ評価へとシフトしています。具体的には、「思考力・判断力・表現力」や「主体的に学ぶ態度」など、学力の三要素を評価する動きに進展しています。
この変革の背景には、グローバル化や情報化、少子化の影響が大きく、教育機関は新たなアプローチに対応すべく模索を続けています。しかし、この新しい評価の枠組みを取り入れる一方で、志望理由書や学修計画書といった膨大な資料の整備が求められ、現場の負荷が増しているという課題も浮き彫りになっています。
定員に応じた支援とデジタル化
今回のセミナーでは、川嶋名誉教授が、大阪大学での経験を基に、多面的・総合的評価が持つ意義と、その必要性について深く検討します。また、デジタル技術を活用することで作業の効率化が実現可能であることを示すとともに、それが新たな入試の在り方をどのように開くのかについても言及します。
教育現場で入試が担当されている方々にとって、非常に有意義な情報が得られる機会ですので、ぜひご参加ください。
セミナーの詳細
- - 日時:4月22日(火)15:00 ~ 17:00
- - 対象:大学入試の企画業務に携わる方々、また本テーマに興味のある高校・大学教職員
- - 形式:オンライン開催(Zoomウェビナー)
- - 講演者:川嶋 太津夫 大阪大学・神戸大学名誉教授
主な内容
- - 基調講演「未来志向の大学入試とは―多面的・総合的評価の果たす役割―」
- - 事例紹介「J-Bridge System利用大学の事例紹介」
(笠原 紳教授 宮城大学 アドミッションセンター長)
このJ-Bridge Systemは、多面的評価を実施するための支援システムであり、受験生からの資料申請や学内選考をWeb上で一元管理します。全国各地の大学で導入が増えており、教育現場での業務効率化に寄与しています。
参加費・申込方法
- - 参加費:無料
- - 申込方法:4月18日(金)までにご案内ページからお申し込みください。
お問い合わせ
詳しいお問い合わせは、河合塾 教育研究開発部(メール:
[email protected])までお気軽にご連絡ください。
経済や教育の変化に柔軟に対応し、多様な価値を評価する新たな大学入試の在り方を共に考えていきませんか。皆様のご参加を心よりお待ちしております。