高校生が地域課題に挑む!
福岡市とデジタルハリウッド株式会社が共同で実施する『ENTRE CAMP FUKUOKA』が、2025年5月に開講します。このプログラムでは、福岡市立高校に在籍する高校生が、地域の課題を自分の事として捉え、解決策を考えるためのワークショップが行われます。
プログラムの概要
このワークショップには、福岡市内4つの高校から最大40名が参加します。3日間にわたる集中カリキュラムでは、自身の価値観に基づき、地域の課題を見つけ、それに対するアイデアを生み出す訓練が行われます。
参加者へのサポート
福岡で活躍する起業家たちがチームに加わり、参加者のアイデアを磨く手助けをします。また、教員には授業を展開できるための2種類のプレイブックが配布され、地域の取り組みを学校内に広めることが期待されています。 川畑氏の言葉を借りれば、「このプログラムは探究学習とキャリア教育を融合させた実践型の内容」です。
ワークショップの重要性
近年、福岡市は人口増や開業率で全国の大都市をリードしていますが、若者の流出という課題も抱えています。福岡市の2025年3月に発表された『福岡市人口ビジョン』によると、毎年約500人の高校卒業生が東京圏に流出しています。この現状を踏まえ、地域におけるアイデア創出が必要とされています。
探究学習の必修化に伴い、高校生たちにリアルな事業開発のプロセスを経験させることが求められています。『ENTRE CAMP FUKUOKA』では、生徒たちが自己の価値観を深掘りし、地域課題を解決するために挑戦します。この経験が彼らに成長をもたらし、将来的に地域づくりに貢献できる人材となるきっかけになるでしょう。
優秀者選抜ピッチ大会
プログラムの最後には、優秀者選抜ピッチ大会が2025年9月に開催され、ここで生まれたアイデアが投資家の前で発表されます。これは、参加者にとって自身の成長を確認する大きなチャンスです。
G's ACADEMYについて
『G's ACADEMY』は、エンジニアや起業家を育成する専門の学校であり、このプログラムを通じて地域活性化を図ることを目指しています。入学者の多くが起業志望者であり、卒業生の中には成功したスタートアップを立ち上げた人々も多いです。
最後に
『ENTRE CAMP FUKUOKA』は、高校生たちに「自分にも社会を変える力がある」と実感させ、その挑戦を支援します。彼らがアイデアを磨き上げる姿は、このプログラムの巨大な魅力のひとつです。
福岡の未来を担う若者たちの挑戦、期待大です!