福岡が再挑戦を誓うプレーオフセミファイナル
2025年5月11日、ライジングゼファーフクオカは、りそなグループB2プレイオフ2024-25セミファイナルの第2戦で富山ブローウィンズと対戦しました。しかし、試合はハイスコアで104-95と悲しい結果に終わり、福岡は7年ぶりのB1昇格の夢をついえさせ、3位決定戦に臨むこととなりました。
試合の流れ
試合の前半、福岡はスタートダッシュを決め、#25バーレル選手と#5ランダル選手の活躍を背景に6-0のランを記録。順調な滑り出しを見せましたが、富山の#11宇都選手のファストブレイクにより、すぐにリードが奪われる展開となりました。福岡は#0會田選手の3Pシュートや#24谷口選手の得点で反撃を試みるも、富山の#1ケネディ選手や#17田中選手が得点を重ね、福岡は後手に回ることに。
アクシデントも福岡を襲います。インサイドの主力である#8スミス選手が足に違和感を訴えベンチに戻らざるを得なくなりますが、バーレル選手とランダル選手の気合で9点差の39-48で前半を折り返しました。
後半の奮闘
後半、逆転のチャンスを狙う福岡はしっかりと攻撃を展開。バーレル選手のフリースローやランダル選手のアタックで得点を重ねます。再びコートに戻ったスミス選手も体を張ったプレーで流れを福岡に引き寄せ、なんと2点差まで迫る場面も見られました。ランダル選手はこの試合でチーム最多の49得点を獲得、そのパフォーマンスは圧巻でした。
しかし、ミスが響きます。福岡は10本のターンオーバーを喫し、富山は4本と、これが勝負の明暗を分ける結果に。オフェンスリバウンドでも富山が14本を奪ったのに対し、福岡はわずか10本。相手の勢いに押されてしまい、試合は104-95で決着しました。
監督と選手のコメント
試合終了後、浜口炎ヘッドコーチは「試合の中でトランジションとリバウンドに苦しみ、思うようにはいかなかった。プレーオフで勝ち抜くのは本当に難しい」と悔しさを滲ませました。選手の寒竹隼人選手は「前半の出だしで富山のペースに飲まれた感があり、試合を通じてその隙を突かれた」と述べ、地元チームの期待を背負いながら戦った苦労を語りました。
特にブースターの応援について寒竹選手は「勝負所での声援は今まで感じたことがないものだった。この土地のポテンシャルを感じた」と振り返り、次回はファンに誇りに思えてもらえるチームを目指す意欲を表明しました。
ビッグな舞台での戦いを乗り越え、福岡は次の3位決定戦に向けて再度巻き返すことを誓います。これからの戦いに期待が高まります!