株式会社INREVOの健康経営成功の軌跡
福岡に本社を構える株式会社INREVOが、急成長の中で初めて「健康経営優良法人2026」に認定されました。この認定は経済産業省と日本健康会議が共同で行っているもので、健康を重視する企業としての評価を受けたことになります。今回は、INREVOがどのようにしてこの認定を手に入れ、企業文化を作り上げてきたのかを掘り下げてみましょう。
健康経営に直面した課題とは
創業から3年目を迎えたINREVOでは、従業員数やクライアント数の増加に伴い、「労働時間の適正化」と「ワークライフバランスの実現」を重要な経営課題として掲げています。設立初期の2024年には大きな問題が見えなかったものの、2025年4月頃からは月間の残業時間が増加し、平均残業時間が17時間に達するなど、従業員のために解決すべき重大な課題が顕在化しました。
目指すべき目標の設定
このような状況に直面し、INREVOは2025年5月に具体的な目標を設定しました。目標として掲げたのは、月間残業時間が20時間を超える従業員を15名以下に減少させること、そして平均残業時間を15時間以下に抑えることです。この目標は、全体の約31.9%以下という具体的な数値で設定され、従業員の健康を重視した運営が求められました。
具体的な取り組み内容
INREVOは、コーポレート部門が主導となり、残業時間の可視化と個別管理を実施しました。具体的には、月の中旬に各従業員に自身の残業時間を通知し、労働時間を早期に把握できる体制を整えました。「無意識の残業を抑制すること」が目的です。さらに、月間残業が20時間を超える予測の場合、事前申告制を導入し、個別面談を通じて業務の負荷状況を確認しました。この面談では、人員配置や業務の進行状況を見直し、特定の従業員に過度な負担がかかることがないよう改善へとつなげていきました。
取り組みの成果
これらの取り組みは確実に成果を上げ、2025年8月には従業員数が59名に増加する一方で、残業時間が20時間を超える従業員は4か月連続で15名以下を維持しています。また、残業者の割合も全社員の約25%〜32%に抑えられるなど、労働環境の改善が確認されています。
今後の展望
INREVOは今後も健康経営を推進し続け、労働時間の適正化を進めつつ、フルリモート・フルフレックス制度など柔軟な働き方を支える制度を整えることに注力します。具体的には、「健康事業所宣言」や各種認定の取得を通じ、外部から評価される職場環境の整備を進めていきます。さらに、制度と文化の両面から「安心して挑戦できる環境」を整え、企業成長と社会への価値提供の両立を目指します。
健康経営優良法人認定制度とは
この「健康経営優良法人認定制度」は、従業員の健康管理を経営視点で捉え、優良な健康経営を実施する法人を「見える化」することで評価します。これにより、従業員はもちろん、求職者や関係企業からの信頼を得ることができます。
まとめ
INREVOの成功例は、急成長する企業においても健康を重視した経営が実現可能であることを証明しています。今後の取り組みがどのように進化し、さらなる成果を上げていくのか、目が離せません。