里山の未来を描く
2026-04-01 10:31:02

ネイチャーポジティブで里山の未来を描く唐津Farm&Foodの挑戦

ネイチャーポジティブで開かれる新たな世界



日本の里山(SATOYAMA)が持つ、人と自然が共存する知恵。それを世界に広げる取り組みを行っているのが、NPO法人唐津Farm&Foodです。同法人は、4月1日を「夢を発信する日」とするApril Dreamの理念に賛同し、里山の価値を再評価しています。

里山の現状と危機



現在、地球上では約100万種の生物が絶滅の危機に瀕しており、陸地の75%は大きく変化してしまっています。このような現実の中、私たちは持続可能な未来のために、具体的な行動が必要です。 唐津Farm&Foodは、この「現場」から動き出すことを選びました。

ネイチャーポジティブの実践



同団体の「ネイチャーポジティブ(自然再興)」は、自然を「守る」だけでなく、「増やしていく」ことを目指しています。特に、佐賀県唐津市の横枕地区では、環境省が認定する「自然共生サイト」を中心に様々な活動が展開されています。

ここでは、耕作放棄地だった約5ヘクタールの田んぼが再生され、地域住民の手によって「自然共生サイト米」が生産されています。また、サンショウウオなど希少生物の生息地を守るための保全活動も積極的に行われています。この活動の背後には、地域の高校生や大学生、さらには海外ボランティアが参加し、世代や国を超えた協力が実現しています。

里山保全の取り組み



横枕自然共生サイトでは、地域住民とともに里山保全活動に取り組んでいます。その内容は多岐にわたり、唐津南高校の生徒たちが参加する「唐津ミツバチプロジェクト」なども進行中です。このプロジェクトでは、ミツバチの生態系の重要性を学びながら、地域の生物多様性を守るための活動が行われています。

さらに、海外からはフランスやデンマークのボランティアも参加し、ボランティアツーリズムを通じて里山の保全に関与しています。こうした国際的な協力は、日本の里山の持つ普遍的な価値を再確認させてくれます。

自然共生サイトの意義



唐津Farm&Foodは、企業に対しても自然との共生を促しています。例えば、TNFD(自然関連財務情報開示)の開示を行っている企業は増えてきましたが、実際にその実践が伴っていないケースも多くあります。このような現実を受け、唐津の自然共生サイトは企業のネイチャーポジティブ経営を支える実践フィールドとなっています。

支援の形は多種多様です。資金提供や技術協力、社員ボランティア活動など、どのような形でも参加することができます。これを通じて、企業が地元の里山と関わることで、CSRやESGを意識した経営に貢献することができます。

未来への展望



唐津Farm&Foodの夢は、2030年までにネイチャーポジティブモデルを九州全体へ広め、その後アジアや世界に発信することです。また、「ネイチャーポジティブ・エコノミー」を実現することで、自然が豊かになるほど地域や企業も豊かになるというビジョンを持っています。

このような取り組みを通じて、日本の里山が気候変動や生物多様性の危機に対する希望の象徴となることを目指しています。

私たちの活動に関心を持たれた方は、ぜひ一度、唐津の横枕地区を訪れてその目で確かめてほしいです。地域の魅力と共に、未来を見据えた形での自然再生の現場が、そこには広がっています。


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