生成AIで業務アプリ開発を支援する「つなぎAI®」
ヒューマンリソシア株式会社は、エンジニアでなくても生成AIを使って業務アプリを開発できる新しいソリューション「つなぎAI」を販売開始しました。これは、株式会社NTTデータが提供するローコード・ノーコードのAIエージェント開発基盤をもとに、日本企業向けに特化した機能を追加したものです。
エンジニア不在の壁を打破!
昨今、企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める中で、「社内にエンジニアがいない」という声が多く寄せられています。実際に、ヒューマンリソシアが実施したアンケート調査によれば、企業の約8割がIT人材の不足を感じており、その原因として「社員の知識やスキル不足」が多く挙げられています。そのため、エンジニアに依存せずにAIを活用できる仕組みづくりが求められています。
このような状況を受けて、ヒューマンリソシアは「つなぎAI」を用いることで、企業の現場社員がIT部門に依存せず、必要な業務アプリを自ら開発できる環境を実現します。
現場目線での支援体制
同社は過去のRPA導入支援を通じて築いてきた「伴走型」の教育・支援体制を活かし、ユーザー向けの研修プログラムやエンジニアによるサポートサービスを順次展開していく計画です。これにより、実践的な生成AI活用を現場目線で支援することを約束しています。
例えば、現在「つなぎAI」とRPAツール「WinActor」との連携による「求人情報作成の自動化」に向けての実証実験も行っており、現場主導のAI活用を進めています。実証実験で得た知見を活用し、さらなる業務改善を目指す考えです。
「つなぎAI」の特徴と機能
「つなぎAI」は、米国のLangGenius社が提供しているAIワークフロー・アプリ開発プラットフォーム「Dify」を基盤とし、日本の業務プロセスに最適化した独自の機能を備えたSaaS型ソリューションです。これにより、業務データや外部アプリを「つなぎ」、自身の業務に最適な生成AI活用プロセスを設計することが可能になります。
今後の展望
ヒューマンリソシアは「つなぎAI」の導入支援に際して、以下の重要な要素を柱に据えています。
1. 目的の明確化
2. 人材育成
3. 環境整備
4. モチベーションの維持
これらの要素を基に包括的な支援を提供し、エンジニアによるサポートや、研修による人材育成を進めていく予定です。これにより、企業の現場でのDX推進が円滑に進むことを目指しています。
まとめ
「つなぎAI」の登場により、エンジニア不足に直面している企業は、新たな波に乗り遅れることなく、生成AIを利用した業務アプリの開発を進めることができるようになります。現場の声を活かし、企業の競争力を高めるための具体的なサポートを提供するヒューマンリソシアに期待が高まります。更なる情報は公式ウェブサイトで確認できます。