規格書20周年
2025-09-09 11:48:11

食品業界の業務効率化を実現する「BtoBプラットフォーム 規格書」が20周年を迎える

食品業界の業務効率化を目指した「BtoBプラットフォーム 規格書」の20周年



今年、株式会社インフォマートが提供する「BtoBプラットフォーム 規格書」が、リリースから20年を迎えました。このサービスは、食品業界における商品規格書のデジタル化と業務効率化を実現するために開発されたクラウドサービスです。ここでは、その実績や今後の展望について詳しく見ていきます。

サービスの概要と歴史



「商品規格書」とは、食品の名称、原材料、原産国、アレルギー情報、栄養成分など、商品の情報をまとめた書類です。食品メーカーはこの書類に基づき、製品企画から製造、検査を行い、商業施設や外食企業が消費者に正確な情報を提供するためには欠かせないものです。

これまで、商品規格書は紙やExcelで行われていましたが、「BtoBプラットフォーム 規格書」はそのやりとりをデジタル化し、業界標準のフォーマットで総合的な管理を可能にしています。2004年には「フード業界トレーサビリティ協議会」として始まり、2005年からは「FOODS信頼ネット」としてサービスを開始しました。その後、現在のBtoBプラットフォームに名称が変わりましたが、業務の幅を広げてきました。

現在では、ベーシック版とプレミアム版のフォーマットがあり、農林水産省の規格にも対応しています。このような多様性により、多くの企業に利用され、デジタル化が進む中で、7000社以上が契約を結ぶに至りました。

デジタル化の効果と業界のニーズ



食品業界全体がデジタル化を求められる中、商品の原材料や添加物、栄養成分の表示方法が統一されたことで、消費者に対する情報の透明性が確保されました。また、アレルギー情報の管理が容易になったことで、食品の安全性向上にも寄与しています。

2025年6月末時点で、食品メーカーは8,990社、卸は706社、外食企業は1,036社がこのサービスを利用しています。商品規格書の掲載件数は1,669,915件に達し、業界標準化が進展したことが伺えます。

さまざまな業界関係者からは、データ連携の重要性が強調され、各社が協力してこのシステムを利用して新たな価値を創出しています。例えば、JFEシステムズ社は、MerQuriusを通じて品質保証業務を支援し、さらなる業務効率化を目指しています。

未来への展望



インフォマートは今後も「BtoBプラットフォーム 規格書」を通じて、食品業界の業務効率化や生産性向上を図っていくとしています。上席執行役員の杉山大介氏は、20年間の成果を感謝しつつも、さらなる成長を目指す姿勢を示しています。

「BtoBプラットフォーム 規格書」は、食品業界での信頼の構築と品質向上に寄与するため、引き続きサービスの価値を向上させていく考えです。2025年以降も、9000社を超える企業との取引を基に、より広く利用されるシステムへと発展するでしょう。

最後に、今後も多くの業界関係者が連携し、共に進化することで、よりよい「食の安心・安全」を提供し続けることが期待されます。詳細な導入事例については、公式サイトをぜひご覧ください。

公式ページはこちら

まとめ



「BtoBプラットフォーム 規格書」が20周年を迎え、食品業界のデジタル化と業務効率化を推進し続けていることは、今後のサービスの展望を考える上で非常に重要な意味を持ちます。業界全体がこのサービスを利用することで、食の安全性や透明性がさらに増していくことが期待されます。


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