福岡の中心地、大名に位置するYUGEN Galleryにおいて、2025年11月29日より大河紀の個展「食卓」がスタートします。この個展は、東京都港区のギャラリーで開催される「食卓」の巡回展の一環であり、多くのアートファンから注目が集まっています。
大河紀は、多摩美術大学のグラフィックデザイン学科を卒業し、映像制作を経て2019年から本格的にアーティストとして活動を開始しました。彼の作品は、雑誌や広告、ハイブランドのビジュアル制作など多岐にわたるコマーシャルワークで知られています。最近では、イタリアのブランド〈ミュウミュウ〉のイベントや大阪・関西万博の壁画も手がけています。
本展のテーマは「生と死の境界」です。大河紀は、浮世絵の伝統を現代風に再解釈した独自のスタイルを持ち、江戸時代の美意識を現代に映し出す作品を制作しています。他人の価値観に触れ、自らのアイデンティティを形成していく様子を、約30点の作品で表現しています。この展覧会を通じて、自己のアイデンティティを探求する機会が提供されます。
大河紀が肉親を若くして失った経験は、彼のアートに深い影響を与えています。「人生はいつ終わるか分からない」という思いを抱えながら、彼の作品は「今この瞬間を全力で楽しむ」ことの重要性を訴えています。現代社会に生きる人々が抱える不安と、彼の快楽主義的な価値観は相互に共鳴し、多くの共感を呼ぶことでしょう。
自らの内面と向き合うことで新たな視点を得る機会を、是非この展覧会で体験してください。
開催情報
- - タイトル:食卓
- - 期間:2025年11月29日(土)〜12月11日(木)
- - 場所:YUGEN Gallery FUKUOKA
- - 住所:福岡県福岡市中央区大名2-1-4 ステージ1西通り4F
- - 開館時間:11:00〜19:00(最終日17:00まで)
- - 入場料:無料
- - 定休日:毎週火曜日
最新の在廊日情報はギャラリーのInstagramをチェックしてください。また、作品の購入についてはYUGEN Galleryの公式オンラインストアもご利用可能です。
アーティストプロフィール
大河紀(おおかわ・のり)は1991年岡山県に生まれ、多摩美術大学を卒業後に多岐にわたるアート活動を展開。センスと遊び心が詰まった作品群は、国内外で幅広く評価されています。受賞歴も豊富で、アートシーンでの存在感を増しています。
YUGEN Galleryについては、現代アートに特化したギャラリーで、アートを通じて多くの人々に新たな価値を提供する場として知られています。公式ウェブサイトを訪れ、アートの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。特に福岡での個展は、地方のアートシーンを盛り上げる貴重なイベントとなるでしょう。
詳細はYUGEN Galleryの公式サイトでご確認ください。