河川砂防技術研究開発公募がスタート
国土交通省より、令和8年度の河川砂防技術研究開発に関する公募が発表されました。この取り組みは、産業界、学術界、行政が連携し、先端技術を活用して水管理や国土保全に必要な技術の研究開発を進めることを目的としています。この公募は10月10日から始まり、応募締切は11月26日までです。
目指す研究開発の方向性
河川砂防技術研究開発は、平成21年度から継続して行われている事業で、今年度は以下の多様なテーマの研究開発が新たに公募されています。各部門には指定された研究テーマがあり、研究者や企業の創造力を活かした提案が期待されています。
課題指定型研究課題の部門
1.
河川技術部門
- 河口部の計画・設計技術を高度化する研究
- 防災行動の実効性向上策としてのセンシング情報利用技術の研究・開発
2.
砂防技術部門
- 土砂流出が見込まれる山地流域の評価・対策技術の開発
- 斜面の特性を考慮した土砂災害予測手法の開発
3.
河川生態部門
- 生物の生活史を維持するための環境保全・創出に関する研究
課題提案型研究課題の部門
- - 河川技術部門(流域・地域課題)
- - 砂防技術部門(地域課題)
- - 新設された海岸技術部門(地域課題)
これらの研究は、国土交通省の水管理・国土保全局が管理し、実務的な観点からも大いに期待されています。
対象と応募方法
本公募は、大学や大学付属の研究機関、一般社団法人、一般財団法人、さらには民間企業など幅広い応募者を対象としています。技術的な提案を行うことができる方々が、この機会を利用して研究開発に参加できることが重要です。
応募期間は令和7年10月10日から令和7年11月26日までで、興味のある方はぜひこの期間内に応募を検討してください。詳細については、国土交通省の公式ウェブサイトにありますので、ぜひ確認してみてください。
まとめ
河川砂防技術研究開発公募は、産学官の連携による新たな技術の創造を促進する重要な機会です。この公募を通じて、我々の住む地域が自然災害に立ち向かい、安全な社会を実現できることを期待しています。興味のある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?