県のベンチャー企業支援、ボーダレス・ジャパンとの連携が実現
神奈川県は、民間のクラウドファンディング事業者である株式会社ボーダレス・ジャパンと連携協定を締結しました。この協定により、「かながわベンチャー限定クラウドファンディング」(愛称:かなエール)がさらに強化され、地域のベンチャー企業への資金調達支援が新たな段階に踏み出します。
連携協定の意義
この協定は、社会課題の解決を狙う購入型クラウドファンディング「For Good」の活用を通じて、特に社会性の高いプロジェクトを推進するためのものです。これにより、県内のベンチャー企業は「かなエール」を利用して、より効果的にクラウドファンディングに挑戦できるようになります。
具体的には、ベンチャー企業が「For Good」を活用すると、伴走サポートを受ける際の手数料が優遇されるほか、無料相談が利用可能になるというメリットがあります。この支援体制の拡充は、地域のスタートアップや社会起業家にとって非常に有益です。
かなエールの実績
「かなエール」は、すでに累計5,000万円以上の資金調達を支援してきています。これまでの成功事例は、地域の企業やプロジェクトの成長に大いに貢献しており、その効果と人気は高まる一方です。新たな企業がこのプログラムに挑戦する機会をさらに広げていくことで、神奈川県の経済活性化にもつながるでしょう。
ボーダレス・ジャパンについて
株式会社ボーダレス・ジャパンは、福岡市に本社を構えるソーシャルビジネスの専門企業です。「社会の課題をみんなの希望へ変えていく」という理念のもとに、様々な社会的プロジェクトに関与しています。特に、「For Good」は、支援者側が掲載手数料を負担する独自のビジネスモデルを採用し、社会的意義を持つプロジェクトに特化したクラウドファンディングサービスです。
代表取締役CEOの田口一成氏とCOOの鈴木雅剛氏がリードするこの企業は、地域社会の課題解決を目指して、多様なソーシャルビジネスを推進しています。
まとめ
この連携協定の締結は、神奈川県のベンチャー企業にとって、資金調達の新たな道を切り開く大きな一歩です。ベンチャー企業は、社会的な価値を提供する一方で、成長のための資金を確保することが求められています。今後もこのような取り組みが続くことで、多くの社会的プロジェクトが生まれ、地域経済の発展につながることが期待されます。特に地域限定のクラウドファンディング「かなエール」を上手に活用し、挑戦してみてはいかがでしょうか。