福岡県発、Tensor Energyの画期的プログラム
福岡県福岡市に本社を持つTensor Energy株式会社が、新しいプログラム「アグリゲーション運用切替支援プログラム」を2026年9月15日から開始します。このプログラムは高圧系統用蓄電池を保有する事業者が対象で、運用の委託先をTensor Energyに切り替える際の初期費用を無償で提供するものです。
プログラムの背景と目的
2024年度以降の系統用蓄電池市場では、需給調整市場に参加するリソースが急増する見込みです。これに伴い、約定価格の変動幅が拡大し、運用体制の見直しが求められています。市場は固定的な運用から、より柔軟でタイムリーな運用への移行が進んでいるのです。この流れに対して、運用の選択肢を増やしつつ、事業者が抱える初期費用の負担を軽減するのがこのプログラムの目的です。
プログラムの詳細
このプログラムは先着50MWまで申し込みが可能で、Tensor Energyが開発した「Tensor Cloud」を使用した運用が特徴です。対象となるのは、すでに運用を開始している高圧系統用蓄電池(1サイトにつき1MW以上)。無償で提供されるのはEMS接続費用や試験対応費用で、これによって事業者の切替コストを大幅に軽減します。
申込期間と手続き
申込みは2026年9月15日から11月30日まで受け付けられ、「Tensor Cloud」による収益シミュレーションも無償で提示されます。今後の流れとしては、現行の運用実績データを共有し、EMS事業者との接続を検討後、アグリゲーション業務委託契約を結びます。その後には各種手続きが行われ、最短3ヶ月で本運用が開始される見込みです。
Tensor Cloudの特長
Tensor Cloudでは、ネガポジ運用や24時間・48コマ入札による収益機会の最大化が図られます。蓄電池の状態や系統制約に応じて、個別最適化された充放電計画が実行されるため、運用の効率が向上します。さらに、急な故障時にはシステムが代替不可申請を自動で行うため、リスクも低減されています。
Tensor Energyの未来へのビジョン
このプログラムを通じて、Tensor Energyは系統用蓄電池オーナーが市場環境の変化に応じて運用体制の見直しを行いやすい環境を整えていく所存です。代表取締役の堀菜々氏は、「運用の在り方を見直すことは事業者にとっても業界全体にとっても重要なプロセスです」とコメントしています。
企業情報
Tensor Energyは再生可能エネルギーと蓄電池のアグリゲーション・アセットマネジメントを支える電力AIプラットフォーム「Tensor Cloud」を中心に、様々な事業を展開しています。今後も、分散型エネルギーリソースの市場統合と電力系統の安定化に寄与していくことでしょう。