幻想的な妖怪提灯
2025-07-01 11:29:21

妖怪提灯の幻想的な世界を体験!奇怪夜行2025開幕

文化財と妖怪提灯の共演「奇怪夜行2025」



2025年8月に、福岡県柳川市でアートイベント「奇怪夜行2025」が開催されます。このイベントは、400年の歴史を誇る国指定名勝・柳川藩主立花邸 御花を舞台に、妖怪提灯や妖原画を通じて日本の妖怪文化を体感できる機会です。今年の開催にあたり、八女市の「伊藤権次郎商店」とのコラボレーションにより、特別展も行われます。

伝統が生み出す妖怪提灯の魅力



江戸時代から八女で作られている「伊藤権次郎商店」の提灯は、全ての工程が職人による手作業で行われており、その仕上がりは格別です。職人たちが丹精込めて作り上げた竹の骨組みに、和紙が一枚一枚張られ、光を通すことで妖怪の姿が浮かび上がります。この提灯の陰影が、訪れる人々の想像力をかき立て、現実と幻想の境界をぼかします。

水木しげる先生の秘伝を受け継ぐ佐々岡健次



特別展示として登場するのは、妖原画を手掛ける佐々岡健次先生の作品です。彼は水木しげる先生のもとで多くの経験を積み、妖怪文化の伝承者とも言える存在。佐々岡先生が描く妖怪たちは、日本の文化や風土の物語を宿し、見る人々の心にゆっくりと深い感動を与えてくれます。

日本文化の心を感じるイベント



「奇怪夜行2025」のテーマは「キキキの奇怪夜行」。本年度は、妖怪の不気味さだけでなく、その美しさを感じていただける内容に仕上げています。文化財に展示されるのは、伊藤権次郎商店と佐々岡先生の作品で彩られた妖怪提灯です。これらの展示を通して、日本人の心に根付いた精神性や文化の美しさを五感で感じることができます。

詳細情報



このイベントは2025年8月15日から17日、22日から24日まで、全6日間の開催です。時間は18:00から21:00までで、最終入場は20:30です。入館料金は大人1700円、高校生1000円、小中学生500円、未就学児は無料となっています。また、夜の大広間で開催される怪談会や、特別なしつらえで妖怪ルームや妖怪舟も予約受け付け中です。

終わりに



海を渡った先に眠る日本の伝承や文化に触れるこの機会に、ぜひ訪れてみてください。妖怪提灯が導く幻想的な世界で、忘れられないひとときをお過ごしください。


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