福岡の偏食支援
2025-05-16 16:41:19

福岡で始動!こどもの偏食医療ネットワークが家庭を支援する新しい取り組み

福岡で始まった子どもの偏食支援の新しい形



こどもの食事に関する悩みは、多くの家庭にとって深刻な問題です。特に偏食や少食に苦しむ保護者は非常に多く、その解決策を求めている声も多い中、福岡に新たに設立された「こども偏食医療ネットワーク」がその役割を担うことになります。

このネットワークは、合同会社こども偏食少食ネットワーク協会が中心となり、株式会社大賀薬局およびNPO法人はぐもぐとの共同で始動します。ここで注目なのは、日本全国でも珍しい、ドラッグストア内に設置された「こどもの偏食・少食相談コーナー」です。これにより、買い物ついでに気軽に相談ができる機会が生まれるのです。

支援が必要な家庭の現状



最新の2015年乳幼児栄養調査によると、7割以上の養育者が子どもの食に関する悩みを抱えています。情報があふれる現代においても、実際には「誰に相談すればよいか分からない」「色々試してみたけど改善しない」といった声が多く、悩みを抱える家庭が存在しています。特に、離乳食期から2歳までの発達は重要であり、その時期の支援が今後の食生活にも大きな影響を与えるとされています。

しかし、偏食や少食は単なる「好き嫌い」や「わがまま」ではなく、最近では「小児摂食障害」とも関連付けられ、その対応が必要とされています。先進国ではこの分野に対する取り組みが進んでいる一方で、日本ではまだ認知が進んでいないのが現状です。

ネットワークの特長



「こども偏食医療ネットワーク」の最大の特徴は、その包括的支援体制です。相談を受けるのは、認定を受けた管理栄養士であり、専門医療機関とも連携しています。相談内容に応じて、小児科や小児歯科、専門外来などにスムーズに案内され、必要なフォローが受けられる仕組みが整っています。

加えて、多職種による支援も強化されています。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、助産師、保健師などの専門職と連携し、食の問題だけでなく、子どもの発達全体を見た支援が行われます。この多様な専門家の協力により、より包括的なアプローチで家庭の問題を解決していく姿勢が評価されています。

相談会のご案内



こども偏食医療ネットワークの取り組みを広く知ってもらうために、2025年5月25日には「マタニティ&ファミリーフェスタHakataCCo2025」において、相談会が開催されます。このイベントは、福岡アイランドシティフォーラムで行われ、無料で参加することができます。ここでの情報提供をきっかけに、今後は大賀薬局舞松原店で常設の相談コーナーが設けられ、随時相談が可能になります。

この取り組みを通じて、地域の保護者が「食べる」という基本的なニーズについて安心して相談できる場が提供され、子どもたちの健やかな成長が少しでも加速することを願っています。福岡市の皆さん、ぜひこの機会を活用してみてください。詳細は特設サイトにアクセスしてみてください。


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