グリーングロース、南九と共に太陽光発電所のFIP転換と蓄電池導入を開始

グリーングロースと南九、再生可能エネルギーの未来を拓く

株式会社グリーングロース（以下「グリーングロース」）は、株式会社南九（以下「南九」）が運営する「MKソーラー有里第二発電所」と「MKソーラー大根占展望発電所」において、FIP転換と蓄電池の併設プロジェクトを始動しました。このプロジェクトは、再生可能エネルギーの価値を高め、地域のエネルギー循環を実現するための重要な一歩です。

南九の背景と理念

南九は1971年に設立され、アグリビジネスの分野で地球と世界に貢献することを理念に展開してきた企業です。福岡市に貿易本部を、鹿児島県鹿屋市に拠点を持ち、2012年には新エネルギー部門を立ち上げ、現在は高圧発電所18カ所と低圧発電所75カ所を所有し、総計約30MWの太陽光発電を行っています。彼らは、本社からの距離に責任を持つ方針に基づき、日々のメンテナンスを徹底しています。代表である山下伸也社長は、発電所に対する責任感を強調し、地域密着型の経営を貫いています。

プロジェクトの目的と意義

今回のプロジェクトは、昭和から続く南九の地域貢献とグリーングロースの「エネルギーの域内循環」を結びつけた形です。南九が主導する発電所運営を通じて、エネルギーと利益を地域に還元する仕組みを作り出します。

使用場面が増加する中、出力制御のリスクを最小限に抑え、売電収入を最大限にすることが狙いです。また、蓄電池を併設することで、発電所の持続可能な収益モデルを確立し、地域のレジリエンスを強化することにも取り組みます。災害時や系統混雑時の電力供給を安定化することが目指されます。

プロジェクトの詳細

「MKソーラー有里第二発電所」は、鹿児島県鹿屋市に位置し、出力は1,750kW、蓄電池の容量は6,880kWhです。「MKソーラー大根占展望発電所」は肝属郡錦江町にあり、同様に出力は1,750kW、蓄電池は6,680kWhの容量を誇ります。両プロジェクトとも2026年4月の運転開始を予定しており、南九の発電事業者としての姿勢がこれからのエネルギー市場にも大きな影響を与えるでしょう。