新機能TREND ROAD
2025-04-09 13:28:49

業界の未来を切り開く!TREND ROAD Designerの新機能と利便性

建設業向けCADの進化



福井コンピュータ株式会社は、2025年5月20日(火)にBIM/CIM道路設計3DCADシステム「TREND ROAD Designer」のアップデート版をリリースします。このシステムは、米ベントレー・システムズ社の「OpenRoads Designer」を基に改良され、日本国内の法令や基準に応じた道路・構造物設計を可能にする、日本語版のOEM製品です。2023年7月から販売が開始されて以来、多くの建設業者から支持を受けてきました。

BIM/CIMの現状と必要性



最近、国土交通省が進めるBIM/CIMの活用が注目されており、設計段階での発注内容が増加する見込みです。建設コンサルタント業界でも、2次元と3次元の設計が融合した業務が求められる中で、効率的な図面作成が必須になっています。しかし、「TREND ROAD Designer」には国内発注機関が求める2D図面の仕様への対応が不十分であり、業務の効率が損なわれるという課題がありました。

アップデートの新機能



そこで、今回のアップデートでは、新たに測量CADシステム「TREND-ONE/Mercury-ONE」との連携コマンドが追加されました。これにより、3D道路モデルを迅速に2D図面や計算書に展開でき、発注機関の仕様に即した成果物が効率良く作成可能になります。また、3D道路モデルの作成をサポートするテンプレートも拡充され、BIM/CIM業務のさらなる円滑化が図られています。

具体的な機能の進化



  • - テンプレートの拡充: 標準断面が現行の6種から33種に、土木セルは3種から9種へと増加しました。また、排水集水桝は約100種から約250種、道路標識も約50種から約100種と大幅に拡充されています。
  • - ブラッシュアップ機能: 既存機能についても改良され、LandXML形式の読み込みや書き出しに対応することで、より多様なデータの生成が可能になります。また、2Dの等高線データをもとに3D等高線を生成できる機能も追加され、このシステムの柔軟性がさらに向上しています。

さらに、配置した集水枡に流れ込む流域を自動で描画する機能も新たに搭載されています。これにより、業務の効率がさらに高まります。

価格とリリース日の詳細



今回のアップデートに関する価格は、初回登録料が20,000円(税別)、年間使用料は360,000円(税別)となっています。これにより、最新の設計ツールを手に入れるための初期投資を抑えつつ、持続的にコストパフォーマンスを向上させることができます。

まとめ



TREND ROAD Designerの新機能により、建設業界の設計作業がより効率的かつ効果的に進められるようになります。今後のアップデートにも期待しつつ、過去のツールからの移行を検討している方は、ぜひこの機会に関心を持ってみてはいかがでしょうか。業界の未来を担うこのシステムが、あなたの業務を一層サポートしてくれることでしょう。


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