福岡県小郡市とソニックムーブが手を組む理由
福岡県小郡市が、株式会社ソニックムーブと協力してデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるプロジェクトを開始します。この取り組みは、総務省が設けた「地域活性化起業人制度」を利用し、地域の課題解決に特化した支援を目指しています。具体的には、スマートフォンアプリやWEBシステム、LINEアプリなどを手掛けるソニックムーブの専門人材が派遣され、地域の住民サービス向上や業務改善に貢献してきます。
プロジェクトの概要と特徴
このプロジェクトは、2026年1月からスタートする予定です。派遣される社員は専用のスキルを持っており、月の半分を小郡市に常駐しながら、次のような業務を支援します。公式LINEのコンテンツ制作や、窓口業務の改善(いわゆるフロントヤード改革)を行い、地域住民が必要とする情報をより分かりやすく、手軽に得られる仕組み作りに取り組みます。
ソニックムーブが目指すこと
ソニックムーブは、2002年の創業以来、様々なアプリやウェブシステムの開発を行ってきました。UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインに力を入れ、特にこの5年間では別の視点での業務設計やシステム構築を行ってきました。そのため、地域活性化起業人制度を活用して、地域住民の視点を取り入れた課題の解決策を見出すことができるのです。
この取り組みの特徴は、派遣社員個人だけではなく、企業全体でサポート体制を整えている点です。ソニックムーブは、自社の持つLINEを利用したマーケティングシステム「COMSBI」や、親会社クラウドワークスの「CrowdLog」といった、柔軟で実効性の高いソリューションを提案できる体制が整っています。
地域への取り組みと今後の展望
ソニックムーブはリモートワークを推進しており、社員の約2割が地方在住です。例えば、2014年には島根県にオフィスを構え、地元でのエンジニア採用など、地域との連携を深めてきました。また、今回の取り組みを通じて、DXの社会実装を進め、全国の自治体や地域企業との連携を図ることに注力しています。
このプロジェクトは「導入して終わり」という従来の方式とは異なり、持続的な技術の活用や業務改善を追求しています。地域のサービス向上に貢献し、デジタル格差の解消に努める方針です。ソニックムーブの内山氏も、地域住民がより利用しやすい行政サービスの実現を目指し、全力を尽くすと語っています。
最後に
福岡県小郡市とソニックムーブによるこの新たな取り組みが、地域住民の日常生活にどのような影響を与えるのか、今後の進展が楽しみです。地域のニーズを反映した、より良い行政サービスを提供するためのプロジェクトが、福岡から広がることを期待しています。