柳川名物せんべい製造機復活プロジェクト
福岡県柳川市で、地域のものづくり企業37社が集まり、かつて観光名物として愛された「はりまや川下りせんべい」の製造機械を復興させるプロジェクトが立ち上がりました。その第一歩として、クラウドファンディングを2026年9月10日に開始します。このプロジェクトは、地域内の製造業者が協力し合い、かつての日常の風景を取り戻すことを目指しています。
懐かしい音と味が消えた日常
柳川の観光名所である掘割を巡る舟からは、懐かしい「カチャン、カチャン」という音が響き、焼きたてのせんべいの香りが漂っていました。しかし、はりまや本舗が閉店してから、この何気ない風景も数年前の記憶へと消えてしまいました。今では機械自体が倉庫で静かに眠り、再び音を取り戻すことを待っています。
機械の復元に挑む
プロジェクトの立ち上げにあたって、石橋鉄工所の石橋輝喜代表と「CC-NET」中島会長が共同で、動かなくなった機械を見に訪れました。見つめるうちに中島会長が漏らした言葉が「機械が泣いている」。これは、動けずにいる機械の無念さを表現したものであり、この気持ちを持って復元へと踏み出しました。
設計図や製造元が存在しないため、単なる修理では不十分で、専門家による再設計と再製作が必要な複雑なプロジェクトです。しかし、地域の輸出に止まらず互いに助け合ってきた企業のネットワークが、この挑戦を後押しします。
CC-NETの仲間と力を合わせて
CC-NETは、さまざまな製造業者が参加しているネットワークです。各社がそれぞれ異なる技術や専門性を持っているため、競合ではなく仲間として協力し合う関係が築かれています。
今回のプロジェクトでは、以下のような技術を駆使していきます:
- - 現存しない特殊鋳造部品の再設計・製作
- - 最新の安全基準に適合した動力システムの改修
- - 職人技による火加減や焼き時間の調整で、味を再現
クラウドファンディングの概要
プロジェクトの成功に向けて、クラウドファンディングを通じて資金を集めます。集まった資金は、機械の修復費用に充てられるほか、さらなる目標達成へとつなげます。
- - ファーストゴール(300万円):はりまやせんべい製造機械の復活
- - セカンドゴール(500万円):新しい柳川みやげ「まり型ベビーカステラ」焼き機の開発
- - サードゴール(800万円):柳川で「復活祭」を開催し、柳川駅近くで出店する準備を整える
これに加えて、リターンとして焼きたてのせんべいや工場見学、職人体験なども予定しています。すべての支援者にお楽しみいただける内容です。
進行スケジュール
今回のプロジェクトは、2026年から始まり、次のようなスケジュールで進めます:
- - 2026年9月:クラウドファンディング開始
- - 2026年12月:機械の分解や部品状態の確認
- - 2027年3月:部品の再製作や組み立てを行い、火入れ
- - 2027年春:柳川にて「復活祭」開催
- - その後、柳川周辺での定常販売を目指します。
おわりに
今回のプロジェクトは、地域の製造業者が協力しあい、かつての豊かな柳川の味を再生させる挑戦です。地元の企業としての誇りを持ちながら、私たちはこの旅を続けます。ぜひご支援をいただき、柳川の方々とともに新たな歴史を築いていきましょう。詳細は
こちらからご確認ください。