福岡県内で、不登校の子どもやその家族をサポートする新しい取り組みが始まることとなりました。一般財団法人ちくご川コミュニティ財団と一般社団法人家庭教育研究機構の共同により設立された「ふくおか共育(ともいく)コンソーシアム」が、国の「休眠預金等活用制度」に基づく事業の資金分配団体に選ばれました。この事業は、まだ支援に結びついていない不登校の子どもや家庭に向けた三年間の支援プログラムを展開します。
「ひとりひとりに合った多様な学びを支える地域共生事業〜お互いが伸ばし合う手を結ぶ支援と信頼の構築〜」というプロジェクトは、総事業費約1億8,200万円をかけて、福岡県内で実施されます。地域の子どもたちが自分らしく成長できる環境を整えることを目的としており、教育関係者や市民の参加が期待される取り組みでもあります。
この事業が始まるにあたり、キックオフイベントが2024年10月1日(水)に福岡市博多区で開催されます。会場では、実行団体との連携を深めながら、具体的な活動内容を発表します。市民や教育関係者、不登校の子どもがいる家族の方々は、是非ともご参加いただきたいイベントです。
キックオフイベントの詳細
- - 日時: 10月1日(水)10:00~12:00(開場:現地 9:45/オンライン 9:50)
- - 会場: 博多バスターミナル 9階第12ホール(福岡市博多区)
- - 参加方法: 参加費は無料で、会場定員は50名、オンライン定員は100名としています。
- - 申し込み: GoogleフォームまたはPeatixを通じて申込が可能です。
このイベントでは、オープニングセッションの後、休眠預金等活用事業に関する説明、資金分配団体の活動概要、そして実行団体による事業発表が行われる予定です。各実行団体は、地域に根ざした様々な教育支援を実施しており、周囲のサポートと共に子どもたちの成長を見守ります。
例えば、労働者協同組合ワーカーズコープ 西ふくおか事業所では、地域のニーズに応じた支援を、一般社団法人KATARUは、地域文化の振興を通じた教育支援を行っています。また、認定特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金や一般社団法人OMUTA BRIDGEなども多様なプログラムを提供し、子どもたちに寄り添う活動を展開しています。
上記のように、多くの団体が協力し合いながら「ふくおか共育コンソーシアム」は、子どもとその家庭に実効的な支援を届けるべく活動していきます。市民の皆様、特に不登校のお子様を抱える家庭の方々には、この貴重な機会をご活用いただき、参加していただければ幸いです。
参加に関するお問い合わせ
一般財団法人ちくご川コミュニティ財団
住所: 福岡県久留米市梅満町563
TEL: 0942-34-5600
E-Mail:
[email protected]
この新たな取り組みが、さまざまな背景を持つ子どもたちの可能性を広げるきっかけになることを期待しています。地域で支え合う温かな環境が提供され、すべての子どもたちが未来に夢を描けるような社会の実現を目指していきましょう。